2021年6月12日(日本時間6月13日午前1:45より)、ブルー・オリジンのニュー・シェパード初搭乗権のオンライン・ライブオークションが行われ、2800万ドル(約31億円)で落札されました。
約8分間のオークションののちに勝者が決定。その瞬間はこちら!
オークションの模様はこちら。プロジェクト紹介をスキップしてオークション開始から再生されますが、プロジェクト紹介もフライト概要やリハーサルの様子など面白いので良ければ最初からも見てみてください。
オークション開始時は数10万ドル(約数千万円)単位だった上昇幅が、1000万ドル(約11億円)を超えてから100万ドル単位となります。そして2800万ドルが告げられてからさらなるビッド(入札)がないことを確認するのですが、その間は次を期待する気持ちと「もうここらへんでいいんじゃ…」という気持ちがないまぜになって一人盛り上がりました。
進行を務めたのは28年のキャリアをもつオークショニアSteve Little氏
オークションの合間にもオークション進行を務めるオークショニアは次の金額を促したり、入札プロジェクトの意義を伝えたり、入札参加者への感謝の言葉を繰り返し述べたり、上手く煽っていきます。自分も観ているだけで気分が高揚してきました。お金ないのに手を挙げてしまいそうです。
調べたらSteve Little氏は28年のキャリアを持つオークショニアで公式Webサイトもありました。(「http://~」なのが残念ですが)
He has sold everything at auction from a painting by Claude Monet for $8,700,000 to a behind the scene’s day at the Masters Golf Tournament for $50,000, to a painting by a third grade class for $9,000, to the only privately owned watch to have been on the surface of the moon for $1,700,000.
「彼はあらゆるもののオークションでの落札を実現してきました。クロード・モネの絵画を870万ドルで、マスターズ・ゴルフ・トーナメントの舞台裏ツアーを5万ドルで、小学3年生のクラスが描いた絵を9000ドルで、月面に降り立った唯一の個人所有の時計を170万ドルで。」
落札者が支払うオークション手数料は6%
ちなみにオークショニアのSteve Little氏もオークションの最初に再確認していますが、落札者は落札額に加えてオークション手数料6%が加算されるそうです。2800万ドルだとその額168万ドル(約1.8億円)。
合計すると2968万ドル。2800万のあと、もう一声行くかなと思ったのですが、ピタッと止まったのはなるほど手数料込みで3000万ドルほどが予算上限だったのでしょうか。
落札者の名前と4人目の発表は数週間後に
The name of the auction winner will be released in the weeks following the auction’s conclusion. Then, the fourth and final crew member will be announced—stay tuned.
「落札者の名前は、オークション終了後、数週間のうちに発表されます。そして、最後の4人目のクルーが発表されます。お楽しみに。」
ブルー・オリジンのリリースでは 落札者の名前と4人目の発表は数週間後と予告されていました。
4人目は誰でしょうか。まさかイーロン・マスク氏とか…?(本当のところはどうかわかりませんが犬猿の仲で有名です。)
4人目を予想してみる
打上日がアポロ11号の月面着陸達成のメモリアルデイであることを考えると…筆者の予想はバズ・オルドリン氏(91歳)です。もし、仮に、再度宇宙に行ったら最年長記録も更新ですね。少し心配ですがアポロ11号での旅に比べればたいしたことはない、はず。
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