3Dプリンターでロケットを作るRelativity Space、「完全」再使用型ロケット「Terran R」の紹介動画を公開

宇宙ビジネス

3Dプリンターによるロケット開発を目指すRelativity Spaceがかねてより計画していた「完全」再使用型ロケット「Terran R」の紹介動画を公開しました。

これは同社が計画しているロケットTerran 1の次とされる完全再使用型のロケットになります。

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Relativity Space(レラティビティー・スペース)は、2021年後半からの打ち上げを予定している小型ロケットTerran 1の次に計画しているものを明らかにした。それはTerran Rという、Terran 1の20倍の積載量を持つずっと大型の軌道投入ロケットだ。これにはもう1つ、小さな兄と違う点がある。完全に再利用可能といことだ。SpaceXのFalcon 9とは異なり、第1段から第2段まで、すべてが再利用型になる。

また、資金面も順調そうでそうしたためか、宇宙界隈でも最近多いSPAC経由の上場は考えていないといいます。

Relativity raises 0 million round, announces Terran R rocket
Relativity Space announced June 8 it has raised 0 million in a new funding round to support development of a fully re...

ところで、Terran Rの紹介動画はかっこいいですね。スペースXのファルコンヘビーで打ち上げたテスラ・ロードスターの映像やヴァージン・ギャラクティックの鏡面仕上げのスペースシップ・ツーなど、各社とも視覚的な「魅せ方」に配慮してきている気がします。宇宙開発はその過程ではネガティブな話題が出ることもありますが、だからこそ顧客や投資家をはじめ、多くの人に理解を得るためにはまず振り向いて、話を聞いてもらう必要があります。デザインはそうした理解を進める重要なパーツになっていますね。

Relativity Space
Building Humanity's Multi-Planetary Future

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