via 米ソフトウエア長者シモニー氏、再び宇宙旅行 26日打ち上げ 写真3枚 国際ニュース : AFPBB News
元マイクロソフトの開発者、チャールズ・シモニー氏は2年前の2007年4月、1度目の宇宙旅行に行ってきた。そして、3月26日、2度目の宇宙旅行に向かう。これが実現すれば同氏は宇宙旅行における初のリピーターとなる。
これは「宇宙旅行がどういった価値を持つか」ということの一面を示してくれた。
それはすなわち、宇宙が
「すでに2500万ドル(約25億円)かけて1度行ったにもかかわらず、もう一度3500万ドル(約34億円!)かけても行きたいと思える場所」
だということだ。
1度目の宇宙旅行に行った人が宇宙旅行を「素晴らしかった」というのはある種当然のことだ。彼らにとって人生を左右するほどの金額ではないだろうし、皆十分に大人だ。自分たちにどういったメッセージを発信することが求められているかはわかっている。
もし、実は「もう二度と行きたくない」「一度行ったからもう十分だ」と思っていたとしても、「ええ、願わくばもう一度行きたいですね」と言ったところで何の問題もない。3500万ドルという金額が言い訳を用意してくれるだろう。もちろん、皆、本当に「素晴らしい」と思っているとは考えているが、こうしたうがった見方もできるということだ。
だからこそ、シモニー氏の2度目の宇宙旅行は、まだ宇宙を知らない自分たちにとって、宇宙が憧れに足る存在であることを再認識させてくれるという点で重要なのだ。
2度目の宇宙旅行は同氏になにをもたらすのか。興味深く見守りたい。
さて、チャールズ・シモニー氏といえば2007年の宇宙旅行に恋人のマーサ・スチュワートさんが考案した宇宙お弁当を持っていったことで知られているが、記事によればその後分かれたらしい。
そして2度目の宇宙旅行に行くと決めた後に今の奥さんと婚約をしたのだという。
いまいち順番がわからないが、マーさ・スチュワートさんと別れた後に宇宙旅行を決めたのなら、ひょっとすると初の宇宙傷心旅行になった可能性もあるわけだ。
・・・いや、もしかするとそうかもしれない。
傷ついた心を癒すため、つらい思い出を地球に残し、宇宙へ・・・
3500万ドルのサインは半分ヤケだったりするのだろうか。
それはそうと、シモニー氏いわく、3度目の宇宙旅行はないと断言している。理由は「妻の強い反対」だという。
「この旅行に行くと決めた後に妻と婚約して、宇宙旅行はあと一回だけと約束した。なので、三度目はない。妻は宇宙旅行に強く反対している」
反対の理由が夫の身を案じてのものか、それとも経済的なものか、それはわからない。でも後者なら、時々は高度100kmで数分の宇宙空間が体験できるサブオービタル宇宙旅行くらいは許してあげてほしいものだ。
それなら「たったの」2000万円~3000万円ほどなんだし、ね。
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