ロシア版スペースシャトルともいえる「クリッパー」の機体と内部がお披露目になった。
一見すると、確かにスペースシャトルを子供にしたようなかわいらしい印象を受ける機体だ。
Yahoo!ニュース – テレビ朝日系 – ロシア版シャトル「クリッパー」アイロン型6人乗り
「こんな小さな翼で大丈夫なの?」と思うかもしれないが、これは「リフティングボディ」と呼ばれる構造で胴体自体で揚力を発生するものだ。
クリッパーについて、エネルギア社のニコライ・セバスティヤーノフ社長は
「これまでのソユーズに比べるとコストが安く、(クリッパーは)体にかかる重力が少ないので、宇宙飛行士の健康状態に関する条件が、それほど厳しくありません」
と述べている。具体的には、体にかかる重力(G)は約2G~3Gほど。(ちなみにソユーズは4Gほど)
スペースシャトルに似たカラーリングのずんぐりむっくりの機体の長さはスペースシャトルの3分の1。しかし、広さはソユーズの5倍で6人乗りが可能。
そしてなにより、月までいけるポテンシャルを秘めているのだ。現在、提供が予定されている1億ドルの月周回旅行はソユーズを利用予定で、パイロット一人に乗客2人の計3人乗りである。ということは、仮に(ソユーズよりもコストが安いという)クリッパーが利用可能になって、パイロット1人、アテンダント1人、乗客4人ということになれば、月周回旅行も格段に安くなるかもしれない。
単純計算でいけば、半額くらい!?
・・・、
5000万ドル(約55億円)・・・か・・・。
コメント
Rocket and Space Corporation Energia(RSCエネルギア社)…