アルマジロ・エアロスペース、垂直離着陸機の試験で高度約610mに到達

米アルマジロ・エアロスペースの垂直離着陸機の試験を行ない、上の動画の通り、成功した。

最新の機体はロケットエンジンで上空約610m(2000フィート)まで上昇した後にエンジンを停止、落ち始めに小さな減速用パラシュートで減速すると、再びロケットエンジンを噴射しながら降下、無事に着陸した。

以下の動画はコントロールルームや機体に搭載されたカメラなどの映像をまとめたもの。

左上のコントロールルームの映像の手前に座っているのが同社代表のジョン・カーマック?

これまで主に伝えられていた垂直地着陸機の動画はロケットエンジンを「継続して」噴射しながら上昇・移動・下降を行うものだったが、今回のロケットエンジンを噴射して上昇し、一旦停止後、再び噴射しながら着地というプロセスは実際のサブオービタル宇宙旅行時とほぼ同様のものだ。

高度100kmという最終的なゴールからすると高度610mは大したことではないように思うかもしれないが、もちろんそんなことはなく、実用化に向けて徐々にではあるが、進んでいることがわかる。

ところで、アルマジロ・エアロスペース社は先頃、宇宙旅行会社のスペース・アドベンチャーズ社とサブオービタル宇宙旅行向け機体の製造・運用について提携した。筆者が予約しているものと同じものだ。これまではロシア企業に開発を頼っていたが一向に完成する気配がなく、個人的にはかなり諦めムードに入っていたところだった。

自分が乗るかもしれないと思うと、それはそれで少々怖い気もするが、それでもやはり期待したい。

Armadillo Aerospace(アルマジロ・エアロスペース)

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