スペースXの8万人火星移住構想、代金50万ドル(約4100万円)の理由は?

米宇宙ベンチャー、スペースXのCEOイーロン・マスク氏が先日発言した8万人の火星移住構想は日本でも日経などが記事として採り上げました。

「火星に8万人移住」 米宇宙ベンチャー創業者構想

「火星に8万人移住」スペースX創業者

そのネタ元になっているのが以下のSpace.comの記事です。

Huge Mars Colony Eyed by SpaceX Founder Elon Musk

Elon Musk, the billionaire founder and CEO of the private spaceflight company SpaceX, wants to help establish a Mars colony of up to 80,000 people by ferrying explorers to the Red Planet for perhaps $500,000 a trip.

この代金50万ドル(約4100万円)は移住ということを考えると往復なのか片道なのか気になるところですが、おそらくそこまで根拠がはっきりしたものではないのかもしれません。

以下はイーロン・マスク氏の代金50万ドルに対するコメントです。

Musk’s $500,000 ticket price for a Mars trip was derived from what he thinks is affordable.

“The ticket price needs to be low enough that most people in advanced countries, in their mid-forties or something like that, could put together enough money to make the trip,” he said, comparing the purchase to buying a house in California.

「チケット代金は先進国の多くの人々が買えるくらいの金額である必要がある」ということで、カリフォルニアで家を買うことと比較しながら話しています。移住者からの代金ですべてをまかなおうと考えなければ他にも方法がありそうです。

そういえば、テレビ番組ネタになることを条件に火星への片道チケットを提供するというプロジェクトもありましたね…。

壮大なる片道旅行!火星移住の一部始終をTVで放映【目がテン】

ところで、今回のニュースに出ている画像は宇宙観光企画でも以前お伝えした「これによって太陽系のどこにでもピンポイントで着陸できる」というエンジンのもののようです。

スペースX社開発の新型ロケットエンジン「SuperDoraco(スーパードラコ)」テスト成功!

一見、とんでもない構想ですが、スペースXのイーロン・マスク氏がいうとさすがに違います。

以下は日本語記事でも触れられた

マスク氏は短文投稿サイトのツイッターに「常軌を逸しているように聞こえるのは分かっている。だが人類が複数の惑星で暮らすことを望むなら、多くの人を火星に運ぶ方法を考える必要がある」と書き込んだ。

の該当ツイートです。

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