via SpaceX
民間企業が開発した宇宙機で世界で初めて地球周回軌道からの再突入を成功させ、同じく世界で初めて民間宇宙機を国際宇宙ステーション(ISS)へ送り込む準備を進めている米宇宙開発ベンチャーのスペースX社。同社CEOのイーロン・マスク氏はブルームバーグのインタビューに対し、「来年はスペースXが株式を公開するいいチャンスだ」と語った。
“There’s a good chance that SpaceX goes public next year,” Musk, 40, said yesterday in an interview at the company’s headquarters in Hawthorne, California, without elaborating.
■Elon Musk Anticipates Third IPO in Three Years With SpaceX
イーロン・マスク氏はオンライン決済サービスのPayPalの共同創業者、また電気自動車メーカーのテスラ・モーターズ社のCEO、さらには住宅用ソーラーシステムのSolarCityのチェアマンも務めるなど、優秀な起業家としても知られている。
Musk owns more than 70 million shares of closely held rocket maker SpaceX.
Recent transactions in the private market have pegged his stake in SpaceX at about $875 million.
記事によればイーロン・マスク氏はスペースXの7千万株以上を持っており、これは現在のプライベートマーケット(私的取引市場)では約8億7500万ドル(約700億円)に相当するという。
確かに国際宇宙ステーションへのミッションを今年無事に遂行できれば同社の評価はさらに上がる。しかし、パイオニアゆえに未知な部分も多い宇宙開発に果敢に取り組む同社にはどこかの段階で必ず試練が訪れるはずだ。そうなれば不安感から評価は控えめなものになる可能性もある。いずれの理由からも、また、そうした試練を乗り越えるためにもスペースX社にとって来年は株式公開で資金調達を行ういいチャンスであることは間違いないだろう。
参考:
■Space Exploration Technologies Corp.
■TESLA MOTORS
■SolarCity
コメント