テクノアーティスト&DJのジェフ・ミルズはその超絶テクニックから「宇宙人」の異名を持つ、デトロイト・テクノのカリスマだ。過去、毎年夏に行われる屋内レイヴ「WIRE」などでも人気を集め、日本でも多く活動していたが、2006年秋に突然活動を休止、自身がテーマとしてきた「宇宙」へ旅立った。
そして、2010年1月1日0時0分1秒、地球に帰還!今夜、東京・渋谷のWOMBのカウントダウンイベントでプレイする予定だ。
■ジェフ・ミルズ、新作『Sleeper Wakes』発表! カウントダウン・イベント出演も
■イベントスペシャルサイト:The Sleeper Wakes : Intermission
・・・という設定。
最初に断っておくが、筆者はジェフ・ミルズが好きでDVDもCDも持っている。WIREでもジェフのプレイを聴くためにラストまで残っていた。その他のイベントにも何度も足を運んでいる。
だからこそ、あえて言う。
もう、そんな「設定」はやめにしませんか!?
宇宙旅行が現実味を帯びてきた今、一般的にはまだかもしれないが、じきにそうした設定は「痛い」設定になってしまうのではないか。例えていうなら「かのハワイから帰還したDJ」みたいな。
宇宙から来た「設定」のアーティストのライブ会場に、実際に宇宙に行ってきたオーディエンスがいるなんて状況は、笑い話にはいいかもしれないが・・・。
アーティストで宇宙旅行を申込んだ人はMobyを始め、確か何人かいたはず。2000万円ほど出して、せめて高度100kmの宇宙空間に行ってくるサブオービタル宇宙旅行くらいは行ってきたほうがいいように思う。ぜひ、本物の宇宙体験を今後の活動に活かして欲しい。
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