民間宇宙船の賞金レース「Ansari X PRIZE(アンサリ・エックス・プライズ)」を主催したX PRIZE財団がGoogle(グーグル)本社でチャリティーオークションイベントを行なった。
■フォトレポート:グーグル本社でX Prizeオークションイベント開催
「なぜGoogle本社で!?」
と思われる方も多いかもしれないが、実はGoogle創設者のLarry Page(ラリー・ペイジ)氏はX PRIZE財団の理事でもある。GoogleとしてもNASAとの提携や、宇宙望遠鏡プロジェクトへの協力など、宇宙開発関連での動きも多い。
民間宇宙開発では「Ansari X PRIZE」が有名なX PRIZE財団だが、現在は宇宙分野のほかにも、遺伝子科学分野で「Archon X PRIZE for Genomics」を設けている。オークションには「Archon X PRIZE for Genomics」のスポンサーでもあるJ. Craig Venter氏から「遺伝子マップを解析してもらう機会」が出品された。氏はゲノミクス研究を行っている非営利組織J. Craig Venter Instituteの創設者でもある。
ほかにも、革新的な自動車を対象とした「Automotive X PRIZE」など、さまざまな課題に挑戦する「X PRIZE」を設置していく予定だという。出品された商品の中には自動車もあった。価格は36万9500ドル(約4400万円)!なぜこんなに高いかというと、この値段にはこの自動車が向こう10年で排出するCO2(二酸化炭素)を相殺するカーボンオフセット、いってみれば自分が出したゴミの処理費用が含まれているためだ。
・・・ん?自動車?
そういえば、民間宇宙開発業界の方で、次は自動車をやるという方がいたような・・・。
・・・あ!
■SpaceX社のElon Musk氏、IT→宇宙のその次は!?
SpaceX社では独自開発のロケット「FALCON 1」の2回目のデモフライトを準備中だが、そんな中、Musk氏にロケット以外のある乗り物を開発する計画があることがわかった。
「電気自動車」だ。
まさか、ひょっとして・・・。
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