X PRIZEの聖地、モハーベは伝説に・・・!?

初めて宇宙に到達した民間宇宙船「スペースシップ・ワン」が飛び立った場所、それがモハーベ空港だ。いまでもモハーベの入り口には「WELCOME TO MOJAVE」のメッセージとともにスペースシップ・ワンの雄姿が訪問客を迎えている。そしてモハーベに対する注目は過去だけでなく、宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社が出発地としてモハーベを予定するなど、将来に渡っても宇宙への入り口として注目を集め続ける、はずであった。

英ヴァージンの商用宇宙飛行、拠点は米ニューメキシコ州に

ヴァージン・ギャラクティックは、米カリフォルニア州モハーベ砂漠で部分的に事業を開始し、ラクルーセスの基地が完成し次第、そちらに拠点を移すという。

確かに、モハーベ空港は近くに空軍基地があることから有事の際は使用が制限される可能性があるという不安があった。テストフライト地としてはまだしも、商用運行をする場合はこれがネックになるのではないかと一部で言われていたことは事実だ。その一方で、(2005年10月にXプライズカップが開催された)ニューメキシコ州が州をあげて宇宙旅行産業を誘致しようとしている背景も考えると、この結果は当然といえるかもしれない。

筆者は宇宙旅行産業で開発される前のモハーベを見たくて2005年10月にかの地を訪れたが、モハーベは早くも歴史上の地として「伝説」になりかけているのだろうか。

参考:
Xプライズカップ訪問記(モハーベ編)
[X PRIZE CUP]10/5(水) ようこそモハーベへ!
[X PRIZE CUP] 10/6(木) モハーベを回ってL.A.に戻る。

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