文部科学省のシリアスゲーム「宇宙ワンダー」がワンダーな件

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前回、学べるゲーム「シリアスゲーム」について書いた。今回はちょうどいい具合に文部科学省からリリースされた宇宙のシリアスゲーム「宇宙ワンダー」についてご紹介。このサイトは「子どもたちが自分たちをとりまく世界に好奇心のまなざしを向け、学び始めるきっかけとなることを目的」(サイト説明文より)としているのだという。ワンダーシリーズ(?)はこれまで「深海ワンダー」「南極ワンダー」を公開しており、「宇宙ワンダー」は第3弾となる。

この宇宙ワンダー、子供向けではあることと、ゲームを通して学ぶことが目的のため、複雑なことはなく簡単に進めることができる。しかし、あなどるなかれ。面白い。地球周回軌道についてやロケット打ち上げプロセスについての基本をインタラクティブに学ぶことができる。

また、ミッションを完遂すると最後に成績が書かれた「ミッションレポート」が発行されるのだが、ミッションレポートについている地球の写真は毎日変わるのだという。ミッションレポートは繰り返しトライするよい動機になりそうだ。

ただ、前回の記事で登場を期待したような、より大人も含めた一般の理解を目的としたものではない。「宇宙」は未来的なイメージを持つことから子供に提示する「夢」として使い勝手がよい。しかし、子供への啓蒙も大事だが、同様に大人の理解も深めていかないと、お金の面やビジネスとしての展開が回っていかないのではないか。「それはやっている」という声もあるだろうが、まだ足りない。ネットを使った方法も様々な手法がある。ゲーム性を活かした方法もシリアスゲームやARG(Alternative Reality Game)などが試されている。こうした用語が一人歩きするのは危険だし、流行りに乗る必要は必ずしもないが、流行るということはそれだけ多くの人に届くということでもある。時流を見極めつつ、こうした取り組みを試みていくのがよいように思う。

蛇足だが、前々回に紹介した初音ミクを金星探査機「あかつき」に載せるための運動で、金星探査という活動を知ってもらうきっかけとして初音ミクが果たした役割もこれに類するものだと考えている。

というわけで、宇宙(旅行)をテーマにしたゲーム性のあるイベント的なものをやってみたい。
というか、そういうイベントあったら行きたい。

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