2005年のX PRIZE CUPでひときわ存在感を示していたのがCanadian arrow(カナディアン・アロー)のロケット型宇宙機だ。赤と白のペインティング、旧ドイツのV2ロケットをベースにしたその堂々たる風貌は未来的な宇宙機が並ぶ中で、一種独特な空気をかもし出していた。
が、最近はインド系アメリカ人のChirinjeev Kathuria氏との協力により設立したPlanetSpace(プラネット・スペース)社でこれとは違う形式の宇宙機を開発している。しかも、(高度100km程度までの)サブオービタル、(高度400km程度の地球周回軌道を飛ぶ)オービタルの両用機だという。(両用といえば、リバーシブルの服とかって結局片方しか使わなかったりするけど、これは大丈夫だろうか。)
以下にその宇宙機の説明がある。
目標高度によってロケットの構成が変わる形式だ。
それはそうと、上記ページの一番下にある、機体に乗客が座っている様子の予想図を見ると、8人乗りということもあり、結構きつそうだ…。とはいえ、景色を楽しむ宇宙飛行というよりも、地上の2点間を結ぶ交通手段としての利用を想定しているということなので、飛行機のエコノミークラスを考えれば、さほど不自然ではないのかもしれない。
値段は飛行機のエコノミーとは比べ物にならないだろうが…。
これについての情報は以下でもどうぞ。
・Planet Space社の宇宙船開発構想とは?(STSJ)
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