3Dプリンターで作ったロケットデザインのコンテストが開催されていました。
The objective of this competition is to generate collaborative designs and business cases for safe, affordable 3D printed rocket engines that can carry between .5kg – 10 kg into Low Earth Orbit.
スマートフォンを積んだ超小型衛星など、宇宙で使われる人工衛星は小さく、安く作れるようになりましたが、一方でそれを宇宙に運ぶ手段はまだまだ高価です。
こうした状況に対して、このコンテストによるチャレンジではコラボレーションによるデザインや安全のためのビジネスケース、また、5kgから10kgの物体を地球の低軌道に打ち上げることのできる手頃な価格の3Dプリントされたロケットエンジンを作ることを目的としています。
主なルールは3つ。
・デザインはオープンソースであること
・ステンレスでの3Dプリントの仕様にあっていること
・権利問題をクリアしていること
優勝賞金は5,000米ドル。
発表は2013年7月1日を予定しています。
冒頭の動画は実際に3Dプリンターで出力された部品を使ったロケットエンジンのようです。
3Dプリントされた部品はどれくらいの割合なんでしょうか。
ところで、このチャレンジに応募されたロケットエンジンはオープンソースになるということなので、発表後は3Dデザインのマーケットプレイスである「Shapeways」あたりで詳細を見ることができるのではと思います。というか、実際に3Dプリントをオーダーしたり、(技術があれば)自分で改良することも…。
宇宙への手段が安くなればビジネス機会も増えそうですね。
期待です。
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