「ゼロ・グラビティ」を観たら読みたい本5冊

宇宙空間での孤独や危機を描いた映画「ゼロ・グラビティ」は映画としての評価も高いようです。自分も公開開始の週末に観てきました。ネタバレになるので内容については特に書きませんが、宇宙「空間」を感じられる映画でおもしろかったです。

というわけで、「ゼロ・グラビティ」を観て、実際に宇宙にはどんな危険があるのか、また、そうした危険に対して宇宙飛行士はどのように対処しているのか、そして危機に際したとき、何を思っているのか、そうした現実の「ゼロ・グラビティ」を知るのにおススメしたい本をご紹介します。

■「もしも宇宙を旅したら」

原題は「The Hazards of Space Travel:A Tourist’s Guide」。つまり「宇宙旅行の危険」です。その名の通り、宇宙での様々な危険について「マック・リチャードソン」という架空の人物の「宇宙旅行航海日誌」の形式をとってわかりやすく解説しています。

■「月の記憶」(上下巻)

人類初の月面歩行を達成したアポロ11号からアポロ17号までに至るまで12名の人間が月面にその足跡を残しました。この本はそうした「ムーン・ウォーカー」達や月に降りなかった宇宙飛行士達のその後を追ったドキュメンタリーです。彼らを英雄としてだけではなく、「特殊な経験をしたひとりの人間」として向き合い、時に厳しい現実を伝えています。
アポロには3名の宇宙飛行士が乗り組みましたが、月面に着陸するのはその内2名。1名は月の周回軌道を回る司令船に残ります。地球から遥か遠くで感じる孤独は、もしかすると「ゼロ・グラビティ」以上だったかもしれません。

■「宇宙飛行士の育て方」

宇宙で感じる様々なストレスに対しては、これまでの有人宇宙開発の歴史の中でも対応が進んできました。「宇宙飛行士の育て方」は実際に宇宙飛行士の選抜から訓練、本番までを関係者への取材を通して明らかにしています。チームで成果を出すことが求められるという点で会社での仕事に通じるところが多く、ビジネス書としてもオススメです。

■「宇宙旅行ハンドブック」

「宇宙飛行士」として宇宙に仕事で行くのではなく、旅行として行く時に気をつけたいことやアドバイスなどがまとめられています。発行が少し古いのですが、宇宙旅行に興味がある人には読み物としても面白いと思います。

■「宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方」

予告編にあるように「ゼロ・グラビティ」での事故は宇宙船に人工衛星の破片が衝突したことが始まりでした。では、実際もそうした危険があるかというと、あります。過去には宇宙ゴミ(デブリ)の衝突に備えて万が一の脱出のためにソユーズ宇宙船へ避難するという事態が3回ありました。2011年に国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在ミッションで宇宙に行った古川聡宇宙飛行士はそのひとりです。そうした危険や宇宙飛行士を取り巻く様々なストレスにどう対応していくべきか、自身の体験に基づいて解説された宇宙飛行士によるストレス・マネジメント本です。
(そして、この本だけ少し紹介文が長いのは、本書に私も協力しているからだったりします。)

これから「ゼロ・グラビティ」を観るという方も参考にしてみていただければと思います。

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