宇宙旅行研究のパイオニア、パトリック・コリンズ教授と先ごろ正式発表された日本人初の宇宙旅行者、Dice-K(榎本大輔)氏の対談記事が、コリンズ教授がプロデューサーを務めるSpace Future Japanに掲載された。対談は2005年4月に行われたものだが、今回の正式発表にあわせての公開となった。
コリンズ教授の最近の日本での活動としてはほかにも2005年10月に福岡で開催された国際宇宙会議でのパネルディスカッションなどがある。筆者もお会いしたことがあるが、日本語が堪能なとても面白い方だ。
Dice-K氏はライブドアの元取締役としても知られ、いわゆるIT系事業で財をなしたひとりだが、世界ではIT系事業で成功した人たちが宇宙観光ビジネスに興味を持ち、取り組んでいる理由を「●DNAに組み込まれた探究心が人を宇宙へと駆り立てる。」の項で次のように述べている。
(榎本)直感じゃないですか?
鼻がきくんですよ。
彼らはもう400億とかあるから別に失敗してもいいだろうし。
楽しいことをしているだけですよ。
楽しいし、儲かるとおもっているんでしょうね。
IT革命前夜の期待感、ワクワク感が動機のベースになっているという点に共感した。
対談記事はボリュームがあり、読み応えがある。日本のビジネス環境やライブドアの堀江氏などについても忌憚のない意見が述べられており、面白い。
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