「ちょうどよい」宇宙旅行って?

少し前、宇宙旅行の種類といえば、

「サブオービタル」
(高度100kmの準軌道飛行。宇宙滞在時間は数分。10万ドル~20万ドル)
と、
「オービタル」
(高度400kmの軌道飛行。滞在時間は1週間。2000万ドル)

の2種類だった。それが2005年8月にスペースアドベンチャーズ社(国内代理店はJTB)が月周回旅行を発表してからは、3種類になった。このように、これまで宇宙旅行の種類といえば「地球からの距離」で分類されていたように思う。

そして今回、ホリエモンこと堀江貴文氏が滞在時間1日以内のオービタル旅行を発表したことで宇宙旅行のバリエーションが増えた。料金は1週間のオービタルの約10分の1を目指しているというから、やはり全く別の選択肢と見るべきだろう。ホリエモン宇宙旅行事業の見込みについてまだ評価すべき段階ではないが、これまで空洞だったサービス領域に新たな選択肢を提示したのはひとつの成果だ。

確かに宇宙旅行は楽なことばかりではない。昔よりも改善されたとはいえ、宇宙ステーションはまだまだ快適な観光というよりは、その冒険的体験を楽しむという姿勢が主になる。1週間、プロの宇宙飛行士と行動を共にするためには6ヶ月以上の過酷な訓練も必要になる。

そんな中、いくら貴重な宇宙体験でも「1週間は長すぎる」と考える人がいるのは当然だろう。とはいえ、サブオービタルでは高度も滞在時間も物足りないという人にとって、滞在時間が「地球を周回しながら宇宙を堪能できる程度に長く、数ヶ月の訓練が必要なほど長くない」という選択肢はその「手頃な」料金もあいまって魅力的なものになるに違いない。

友人から「地球3周フライト付2泊3日で798,000円(税込)」くらいがお得感があってちょうどいいという意見があった。なるほど、これなら3連休や、週末に有給を1日足せば宇宙に行ってくることができる。

宇宙旅行が一般化した時代の典型的な宇宙旅行はこのあたりに落ち着くのかもしれない。

参考:
ライブドア・堀江貴文社長 宇宙旅行に数十億円投資(フジサンケイ ビジネスアイ)
堀江氏、「ジャパン・スペース・ドリーム」を設立、数年以内に宇宙へ(MYCOM PC WEB)

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