北海道・大樹町のロケットベンチャー、インターステラテクノロジズ株式会社(IST)が高度100kmの宇宙空間到達を目指して開発した観測ロケット「MOMO(モモ)」。1号機は2017年7月に打上実験が行われ、見事離床(地上から打ちあがること)したものの、トラブルにより高度100kmの宇宙空間に到達することはできませんでした。そして2018年3月27日、前回の結果をふまえて改良された待望の2号機の打ち上げ実験が4月28日から5月5日までの間で実施される予定であることが発表されました。
「次こそは」大樹町民の期待高まる 「MOMO」2号機、来月28日にも打ち上げ 宇宙基地構想に弾み
インターステラテクノロジズ ロケット「MOMO」2号機、来月打ち上げ
「春頃」とは言われていましたが、漠然と「初夏くらいかなー」と思っていたところ、ゴールデンウィークにもろ被りでぶつけてきました。確かにこれなら休みが取れるかどうかの心配はしなくていいかもしれません。が、ゴールデンウィークの北海道…。現地への足や宿が心配です。
ところで、ISTには地元の後援会もあります。2017年6月にできた「大樹インターステラ後援会」で、現在の会員数は個人会員が188人、企業が37社とのこと。かなりの規模です。また、後援会とは別に、ISTには同社を応援する「ファンクラブ」もあったりします。
ロケット開発は音もでるし、打上実験時には漁業関係との調整も発生するので、地元の方に応援していただける関係を築くというのは開発自体にとっても重要なことと思います。
月面探査を目指すHAKUTOも「HAKUTO SUPPORTERS CLUB」というファンクラブを持っていますが、途中で様々な困難にぶつかり紆余曲折の多い宇宙開発系ベンチャーにはそうした「紆余曲折」で一緒に苦労し、一緒に喜ぶことのできる仲間が必要なのかもしれません。
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