「宇宙」というコンセプトやモチーフは様々なものに使われてきました。一番わかりやすいのがファッション系ブランドです。近年、宇宙関連の盛り上がりにあわせるように宇宙をテーマにするブランドが増えてきたように感じていましたが、すでに2020年5月の段階で以下のような記事がありました。
というわけで、ファッション系ブランドを中心に宇宙テーマの試みを集めてみました。
ルイ・ヴィトン
たとえば、惑星のプリントの中には、サーフィンやバスケットボールを楽しむ人々の姿も描かれている。また、パラシュートのようなフォルムのプリーツドレス、膝パッドを施した宇宙服のようなパンツなど、60年代に宇宙を題材に革新的なスタイルを生み出したデザイナーへのオマージュを捧げた作品も目に留まる。
ルイ・ヴィトンはさらに宇宙からインスピレーションを得たというジュエリーも発表しています。
フランチェスカは、「このテーマは、非常に大きなインスピレーションを私たちに与えてくれます。惑星を象徴するストーンの芸術的価値はもちろんですが、私は宇宙の広大さや、宇宙を旅するというコンセプトにも魅了され、また、宇宙の美しさに驚嘆しています。今や、女性もトップクラスの宇宙飛行士として活躍する時代です。そして、もう間もなく火星への旅が実現すると言われています。旅と冒険において常に大胆に時代を切り拓くパイオニアであるルイ・ヴィトンは、このような驚くべき進歩をクリエーションにも反映しています」と今回のコレクションについて語っている。
シャネル
2017年秋冬「シャネル」とゆく“宇宙”の旅は、インビテーションからスタート。中央に描かれているのはダブルCが描かれたラグジュアリーなロケット。
「ラグジュアリーなロケット」という表現はさすが。会場には大きなロケットも登場したそうです。上記記事中では動画も観られます。
バレンシアガ
バックパック「SPACE BACKPACK WHITE」が結構いいなと思ったのですが、お値段196,900円なり。バレンシアガのバッグということでそんな感じかなとは思いはしますが…。
コンバース
カラーはホワイト/ブルーと、ホワイトの2色展開。それぞれインソールの色が異なり、ホワイト/ブルーは、月への有人飛行、アポロ計画を、ホワイトは、スペースシャトル・コロンビア号のミッションSTS-1をイメージしてデザインされた。
「オールスター 100 スペーススーツ HI」は税込12,100円。安心のお値段でデザイン的にも使いやすそうです。スペースシャトルのコロンビア号をモチーフにした「スター&バーズ スペースシャトル」もあります。
リーボック
シューズブランドといえばこちらも。コンシューマー商品だけでなく、リーボックは実際の宇宙飛行で使われるブーツも開発しています。同社は「ボーイングCST-100スターライナー」に搭乗する宇宙飛行士たちのために「Floatride Space Boot SB-01」を開発しました。
ナイキ
こちらは宇宙は宇宙でも「宇宙ゴミ」をモチーフにするという変わり種。ただ、いわゆる宇宙デブリとは違うようです。
「スペース ヒッピー コレクション」は、“廃棄物”と取り組む斬新なアイディアによって誕生した、サステイナブルなフットウェアコレクション。アッパーを象るエンジニア―ド ニットは、工場で通常破棄される“宇宙ゴミ”と呼ばれるスクラップの再生素材で構成。
シチズン
同社は1970年にチタニウムを使う時計を発売した。チタニウムは軽くさびにくい金属として、60~70年代の米国の「アポロ計画」で、宇宙船に使用する素材として注目を浴びたことから、新製品のテーマを宇宙にしたという。
宇宙と時計といえば、アポロ計画で月面に行ったオメガのスピードマスターが有名ですが、そのせいか時計は宇宙モチーフの多いジャンルのひとつですね。カスタマイズウォッチブランドのUNDONE(アンダーン)というところもあります。
ロールス・ロイス
地表の75%を水に覆われた地球。レイス アブダビは、その青い星をイメージしたロイヤルブルーを外板色に採用している。ボンネットに描かれたのは、衛星から見下ろした中東の地。アラブ首長国連邦を中心に、紅海、アラブ海、オマーン湾の深い海が囲む。エアブラシを使って職人が描写したその様子は、まるで写真のように繊細である。エメラルドグリーンを使ったコーチラインの途中には、太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星といった太陽系の星々がアイコンに加えられた。
車内も宇宙です。かなりの本気を感じますね…。他の写真はリンク先記事をご覧ください。
アンダーアーマー
こちらはヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行で実際に採用が決まった「宇宙服」です。宇宙を利用したブランディングとしては一番効果高そうですね。
まだまだある
メモしておいたものを並べただけでも結構あります。特に時計メーカーなどでまだまだあったはずですが、相当な数になってしまいそうなので今回はここまでで…。
今後も盛り上がっていきそうですね。
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