グーグルがスポンサーの月面探査賞金レース参加チーム「White Label Spase」が東京でセミナー開催


(Google Lunar X PRIZE紹介ビデオ 日本語字幕:White Label Space)

X PRIZEといえば2004年に世界で初めての民間宇宙機が誕生した賞金レース「Ansari X PRIZE(アンサリ・エックス・プライズ)」が思い出されるが、その後、他にも様々な革新的分野での賞金レースを実施している。そのうちのひとつが民間による月面探査を目的にした「Google Lunar X PRIZE(グーグル・ルナー・エックス・プライズ)」(略称:GLXP)だ。

GLXPの達成条件は月面に探査機を着陸させ、500メートル走行後、地球に所定のデータを送る(Mooncastと呼ばれる)こと。2012年末までに達成すれば2000万米ドル、2014年末までに達成すれば1500万米ドルとなっている。

現在、GLXPには20チーム以上が参加表明しているが、その中で唯一日本人が参加している「White Label Space(ホワイト・レーベル・スペース)」(略称:WLS)が、2010年1月16日(土)、東京・文京区本郷の東京大学でセミナーを開催する。

セミナーではWLS代表として、着陸機のリードエンジニアであるアンドリュー・バートン氏、月面探査車を担当する東北大学 吉田和哉教授、そしてスペース・フロンティア・ファウンデーションの大貫美鈴氏が登壇する予定となっている。

概要

○ 日時:2010年1月16日(土) 16時00分~18時00分

○ 場所:東京大学工学部7号館(航空宇宙)2階 72号講義室
URL:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_08_j.html

○ 参加費: 無料

○ プログラム
1.ごあいさつ
2.テーマ:「GLXP公式チームWLSについて」
講演者:WLS代表 アンドリュー・バートン
3.テーマ:「GLXPローバーに向けての挑戦と技術課題」
講演者:東北大学 大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 宇宙探査工学分野 教授 吉田 和哉
4.テーマ:「たよらない宇宙開発~宇宙商業化におけるプライベート・パブリック・パートナーシップ~」
講演者:スペースフロンティアファンデーション 大貫 美鈴
5.フリー・ディスカッション

参加希望の方は、件名を「ホワイト・レーベル・スペース・セミナー参加希望」とした上で、Eメールにて下記アドレスへ連絡を、とのこと。
メールアドレス:astrohiro★gmail.com (利用時は★を@に変更)

日本国内での協力企業パートナーも同時に探しているらしい。
興味のある方はぜひ参加して、何ができるか考えてみるといいかもしれない。
筆者も参加予定。

Google Lunar X PRIZE

White Label Space

White Label SpaceのYouTubeチャンネル

White Label SpaceのTwitterアカウント

ちなみに
筆者のTwitterアカウント

(2010/01/18追記)
当日のセミナーの模様はこちらから
【動画あり】グーグル・ルナー・エックス・プライズ参加チーム「White Label Space(ホワイト・レーベル・スペース)」セミナー

コメント

  1. 以前、宇宙観光企画でもご紹介したが、1月16日、民間による月面探査を目的にした「…

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