第9回NPO法人有人ロケット研究会勉強会・総会開催&「宇宙飛行士」とは?

6月7日、筑波大学(茨城県つくば市)にてNPO法人有人ロケット研究会(MRP)の第9回勉強会を行いました。今回は勉強会とあわせて定例総会も実施されました。
当日のアジェンダはMRPのサイトで。

ところで発表の中でも話題になっていた「宇宙飛行士」の定義について、かつては「100km以上の宇宙空間に到達」することが「宇宙飛行士」の条件とされていました。が、高度100kmに数分間いて帰ってくる「サブオービタル宇宙旅行」が現実的に始まろうとしている中で、「そんなちょっとしか行ってない人までも『宇宙飛行士』というのはいかがなものか」と(言ったかどうかはわかりませんが、)条件が軽すぎるという話があったようです。そのため、ASE(宇宙探検家協会)では、宇宙飛行士の条件を「地球周回軌道を1週以上すること」としたという話もあります。

また、こうした飛行形態による区別ではなく、宇宙へ行った目的によって区別する方法もあり、仕事として宇宙にいくようなこれまでの宇宙飛行士を「雇用された宇宙飛行士」、個人的に宇宙旅行にいくような方を「宇宙飛行関係者」とするという話もあります。

が、こうした区別は最終的には意味のないものになると思います。
かつては「宇宙に行く」ということは、イコール「宇宙飛行士になる」ということでした。でも、よく考えてみると、これまでのいわゆる「宇宙飛行士」は単に活動フィールドが宇宙であっただけで、その専門スキルは厳密にはその高度に制限されません。例えば、定義上「宇宙」ではない場所にいたとしても、評価すべきはその人のスキルであり、「どこにいるか」ではないのです。

これを一緒に考えようとすると話がややこしくなり、(本当にそう考えている人がいるのかわかりませんが、)「旅行で行く人と一緒にされたくない」という気持ちになるのだと思います。

普通に宇宙に行けるようになれば「宇宙に行く」のは仕事や楽しみなどの目的に向かう単なる手段になり、こうした議論もなくなるのではないでしょうか。飛行に乗る人をいちいち「飛行士」「飛行者」というようにはよばないのと同じように。
こうした議論は「普通」に向かう第一歩のように思えます。

最後にひとつ、夕方から行われた総会で筆者が副理事長に就任することが承認されました。
というわけで、これからもよろしくお願いします!

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