宇宙開発に情熱を燃やす人は世界中どこにでもいる。ウガンダ共和国も例外ではない。
ウガンダ郊外に住むクリス・ンサンバ(Chris Nsamba)さんは裏庭で宇宙機の開発を進めている。ボランティアや寄付によって進められており、これまでに600人以上がボランティアとして携わり、寄付金もおよそ8万ドル(約620万円)に達しているという。また、ヨウェリ・ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領からも資金援助の申し出があったといい、期待を寄せられていることがわかる。
■夢は有人宇宙飛行、裏庭で宇宙船の一歩手前を建設中 ウガンダ
だが、上記記事に掲載されている写真を見た人の多くは、その先行きに対して悲観的になる人が多いかもしれない。
確かにこのままでは難しいかもしれない。また、ウガンダも決して裕福な国ではなく、宇宙開発に資金を回している場合なのか、という見方もできる。(これはどこの国でも同じだろう)
しかし、こうした見方に対する大統領秘書官(科学技術担当)のコメントは頼もしい。
「われわれが中国や他国と競り合えるほどのポジションにいるとは思わないが、(宇宙開発への)貢献はできると思っている。科学研究に興味を持つ人間は、いつだって、経済や周りの混乱を度外視してやるべき事をやる。わが国が宇宙開発に多くを費やせないからといって、大きな夢をあきらめるべきではない」
あまりにも度外視してしまうのはどうかと思うが、それでも正しいことを言っているように思う。
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