最近、更新をサボりすぎじゃないかという状況ですみません・・・。せっかく史上5人目の宇宙旅行者、チャールズ・シモニー氏が宇宙へ旅立ったというのに。
しかし、一般メディアを含めて色々なところで報道されていますね。ニュース検索で引っかかる数がかなり多いです。3人目のグレッグ・オルセン氏まではさほどでもなかったように思うので、その後の日本人宇宙旅行者誕生の可能性の話題を含め、徐々に注目が集まる土壌ができてきたのかもしれません。
まずは宇宙旅行機運の醸成を目指したい宇宙観光企画としてもうれしい限りです。
さて、そんな5人目の宇宙旅行者チャールズ・シモニー氏ですが、彼のプロフィールでもっとも有名なのは…、そう、カリスマ主婦マーサ・スチュワートの恋人であるということ。…も有名ではあるんですが、それよりもマイクロソフトのWordやExcelの開発者である、ということではないでしょうか。
しかし、マイクロソフトといえばやはりこの人を忘れてはいけません。
・ゲイツ氏がISS滞在希望=米人宇宙旅行者明かす(時事ドットコム)
・ビル・ゲイツ氏も宇宙旅行を検討中=ロシア人飛行士明かす(時事ドットコム)
「米人宇宙旅行者明かす」
「ロシア人飛行士明かす」
って、方々で明かしまくりだな(笑)
とか思っていたら、双方とも
「シモニー氏(アメリカ)→ユルチヒン船長(ロシア)→記者」
という流れで出てきた話らしい。ゲイツ氏はシモニー氏も行っている国際宇宙ステーション(ISS)への滞在を希望しているそうだ。ちなみに米宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズ社ではゲイツ氏からの話は聞いていないとのこと。
単に「希望」であれば多かれ少なかれする人は多いのだけど(ちなみに私も希望してます)、それでも採りあげられるのが、やはりゲイツ氏たる所以なのだろう。経済的な問題はないし、2008年7月に引退予定だからその後の予定調整もききそうだ。
ところで、「マイクロソフトと宇宙」といえば、マイクロソフトの共同設立者ポール・アレン氏が世界初の民間宇宙機スペース・シップ・ワンの開発に資金提供していることも知られている。ゲイツ氏の宇宙旅行が実現すれば、マイクロソフトとゲイツ氏のネームバリューもあいまって、これまで以上に注目を集めることになるのは想像に難くない。(かなり先になりそうだけど)
宇宙に対する企業の取り組みという面ではGoogleがリードしているように見えるが、X PRIZE財団の理事を務めるGoogle創業者のラリー・ペイジ氏でさえ、宇宙旅行計画の話は聞いたことがない。もし、ゲイツ氏が単に旅行としていくのではなく、その後の活動を模索しているのだとすれば、宇宙旅行者としての体験は非常に貴重なものとなるだろう。
ITで成功をおさめた人が宇宙ビジネスを手掛ける例は、他にもAmazon.comのジェフ・ベゾス氏、大ヒットゲーム「Doom」「Quake」の開発者ジョン・カーマック氏、Paypal社のイーロン・マスク氏などがいる。彼らはこう言うに違いない。
「ビル・ゲイツ、おまえもか。」
(追記)
CNET Japanでも報道されました。
・B・ゲイツ氏、宇宙旅行を検討か–海外メディア報道(CNET Japan)
コメント
Yahooの方にも民間宇宙開発のカテが復活しましたね。やっぱりビックネームが出ると扱いがちがいますね!