Rocket Racing League(RRL)(ロケット・レーシング・リーグ)

高度100kmの宇宙へのサブオービタル宇宙旅行を実現するため多くの宇宙機が開発されているが、その有力候補のひとつ、「ズィーラス」を開発するXCOR社(エックス・コア社)はもうひとつの顔を持っている。

ロケットエンジンを積んだレース用飛行機「X Racer(エックス・レーサー)」の開発メーカーだ。

そして、全米をツアーする予定のこのレースが「21世紀の最新かつ最高のスポーツ」を目指す「Rocket Racing League(RRL)(ロケット・レーシング・リーグ) 」である。

ロケットエンジンを搭載した航空機レース、開催へ(上)(Hotwired News)

X-Racerは2001年に初飛行を行ったEZ-Rocket(イージー・ロケット)がベースになっている。この宇宙観光企画のサイト上部のタイトル部右端に飛んでいるのがそれだ。(これは2005年10月にアメリカ・ニューメキシコ州ラスクルーセスで行われた民間宇宙船イベント「X PRIZE CUP(エックス・プライズ・カップ)」でのデモ飛行の際に筆者が撮影したもの)EZ-Rocketは当初XCOR社が開発したロケットエンジンのデモ機という性格が強かったが、RRLの機体に採用されたことでその存在感を強くしたように思う。

ちなみに現在の参戦チーム数は「LEADING EDGE ROCKET RACING(リーディング・エッジ・ロケット・レーシング)」1チームのみ(2006/02/06現在)。われこそはという方はこのページから書式をダウンロードしてぜひご検討を。(参戦の暁にはご一報ください!)

2007年から開催される予定のレースは毎年ファイナルレースを秋のX PRIZE CUPにあわせて行う予定だ。

では、2006年のX PRIZE CUPでは何もないのかというとそうではない。
現在、RRLのサイトでは「X Racer Name Contest」で初代「X Racer」の名前を募集中だが、この勝者が2006年のX PRIZE CUPで発表される予定だ。勝者にはRRLシリーズ1年間のVIPパスのほか、宇宙飛行士によるX RacerツアーやRRLジャケットが贈られる。

チームを持つほどのお金はなくても知恵なら出せる。名付け親として後世に名を残す機会かもしれない。しばしチームオーナー気分で考えてみるのはどうだろう。

そして、以下は2005年のX PRIZE CUPのRRLブースでメディア用資料としてもらった画像とおみやげのピンズ。2枚目の写真をよく見ると・・・。この機体の実現はおそらくもうムリそうだが、ぜひとも日本からもRRLのレーサーやチームが出てほしいものだ。

宇宙観光企画では今後もRocket Racing Leagueをとりあげていく。

コメント

  1. いよいよ具体的に宇宙ビジネス活動も再開?
    鳥コンもあって、今は手一杯だけど。

    私は卒業前後スペーストピアという宇宙旅行会社にに出入りしていて、実家を手伝いながら塾講というフリーターに限りなく近い状態で思いをくすぶらせながらプラプラしていました。

    ちょうぎ..

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