堀江貴文氏率いる「なつのロケット団」(SNS株式会社)の小型液体燃料ロケット「ひなまつり」の打上げ試験が2013年3月29日に北海道・大樹町で行われましたが、残念ながらトラブルにより失敗しました。
打上げ試験で打上げ自体に失敗したのは5機目にして初のこと。
■小型液体燃料ロケット「ひなまつり」打上げ失敗
2013年3月29日(金曜日)7時36分打上げ予定でカウントダウンを進めましたが、トラブルにより機体は離床せず、射点にて炎上爆発し機体を焼損しました。
不具合の原因については調査中です。
これまでの打上げ試験の記録は以下の通り。
2011年3月26日
小型液体燃料ロケット「はるいちばん」
燃焼時間:2.4秒(計画値:2.4秒)
到達高度:約461m(計画値:500m)
2011年7月23日
小型液体燃料ロケット「なつまつり」
到達高度:約1500m
2011年12月17日
小型液体ロケット「ゆきあかり」
到達高度:約1000m
2012年7月28日
小型液体燃料ロケット「いちご」
到達高度:1270 m
打ち上げ時重量:103kg
燃焼時間:28秒
今回のロケットエンジンも2013年1月の燃焼試験で成功していましたので、このまま連続成功かと思ったのですが、残念。
冒頭の動画はランチャー(打ち上げ台)の下からロケット本体をとらえたもので、炎が吹き出す様子がよく見えます。関係者によれば、上記の動画は12分前後からが見所だそうな(汗)。
幸いカメラのSDカードが生きていたことでこの映像が得られたとのことで、今後の開発に向けても貴重な資料となりそうです。
次回に期待。
打ち上げ前後のTwitterでのツイートがまとめられていました。
ところで、田原総一朗氏は応援の意味も込め、既にロケットを予約しているとのこと。
プライベート人工衛星を打ち上げるのかな、と思ったら、有人の方だったんですね。
■堀江さんの宇宙ロケットに乗ってみたい、予約もした〜堀江貴文氏の仮出所を受け、田原総一朗氏に聞く
彼は非常なロマンチストで、「将来、宇宙ロケットを飛ばしたい」という大きなロマンがあった。すでに実験もしているが、僕は「面白い」と思った。宇宙ロケットが本当に飛んだときには乗ってみたいと考えて、その予約もした。それはいつになるか分からない。僕が生きている間かどうかも分からないけど、予約した。その後、堀江さんは収監されたけど、ロケットの研究や実験は続けられていたはずだ。
コメント