気象観測用の気球によって高度30kmまで持ち上げられたiPadが地上に落下したが強靭なケースに守られ、問題なく動作していた、というケースのメーカーによる動画。
■iPad Survives 100,000+ Foot Fall From Space [VIDEO]
高度30kmというと国際航空連盟(FAI)による宇宙の定義である高度100kmには到達していないが、暗い空と青い地球を眺めることができ、「宇宙の入り口」と表現されることもある。2011年にSamsungが同社のスマートフォン「GALAXY S II」のプロモーションのために実施した「Space Balloon プロジェクト」でもバルーンを使って打上げており、高度30kmで「宇宙」と表現していた。
■GALAXY S IIが宇宙空間へ――Samsungが「Space Balloon プロジェクト」を実施
今後、宇宙環境や宇宙というイメージをエンターテイメント目的で利用する場合は、高度による定義というのは大きな意味は持たないのかもしれない。もちろん、「(FAIで定義される)宇宙に行った!」という達成感を得たりするためには定義は重要だが、ビジュアルを重視する場合は今回のような「相応の高度」が比較的扱いやすくて費用対効果も得やすい。
宇宙環境をイメージを表現する手段と割り切って、定義を無視するというのも目的によっては有効そうだ。
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