ちょっと古い話になるが去る2月21日、Gooleがスポンサーとなっている月探査の賞金レース「Google Lunar X PRIZE」に挑戦する最初の10チームが発表された。チームリストは以下のとおり。
「Odyssey Moon」
「Astrobotic」
「Team Italia」
「Micro-Space」
「the Southern California Selene Group」
「LunaTrex」
「FredNet」
「ARCA」
「Quantum3」
「Chandah」
それぞれのチームのプロフィールは以下のページでチェックすることができる。
http://www.googlelunarxprize.org/lunar/teams
初の民間資本による宇宙船「スペースシップ・ワン」実現の原動力となった賞金レース「Ansari X PRIZE」を主催したX PRIZE財団が、民間による月探査実現を目指して設けられたのが「Google Lunar X PRIZE」だ。賞金総額は3000万ドルで、この内訳は実現した探査の時期・内容によって、優勝賞金最高2000万ドル、準優勝賞金500万ドル、特別賞500万ドルにわけられる。2000万ドル獲得するためには2012年12月31日までに民間による宇宙探査機を月に軟着陸させ、月面を 500 メートル以上探査して、指定された動画・画像・データを地球に送信しなければならない。
珍しく詳しい説明が日本語でも読めるようになっているので、詳しくは以下をチェックしてほしい。
http://www.googlelunarxprize.org/lunar/intl/jpn
ただし、相当読みづらい日本語なので、今後の動向をお伝えする中で補足していきたい。
将来、個人的にはできれば月まで行ってみたいと思っているのだが、こうした月探査はその後にある月旅行の予備的活動につながるものだと考えている。
ちなみにこの賞金レースは日本からも参加可能だ。国際的には「かぐや」の活躍などで月探査分野で比較的有利な立場にいる日本だが、ぜひ民間からもこうした動きが出てくることを期待したい。
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