宇宙兄弟喧嘩

(今日はちょっと硬いです・・・。)

近い将来、宇宙旅行と同様に、宇宙戦争も現実のものになるかもしれない。

宇宙兵器の開発を急ぐ米国、その真の目的は?(上)

アメリカが月を再び目指す真の意図は月の支配にあるという話も聞く。そしてロシア、中国もまた月を目指している。当然のごとくというべきか、宇宙空間を舞台にした戦争も次第に現実味を帯びてくるのだろうか。

しかし、正直な感想を言わせてもらえれば、こうした動きは本当に、真の意味で馬鹿らしい。「人類の愚行」などと高尚なことをいっているわけではなく、素直に馬鹿らしい。とはいえ、同時にこれは地球上ではおそらくごく常識的な考えなのかもしれないとも思っている。地球上にいる限り、そう考えてしまっても仕方がないのだ。一部の人が馬鹿らしいと思っても、その感覚をほとんどの人が持つようにならないと、それが常識にはならないだろう。では、その糸口はどこにあるのか。
まず、地球上で争うことと、宇宙で争うことはひとつ大きな違いがあるということを知る必要がある。
それは何か。

宇宙では、勝っても負けても地球に帰らざるをえない、ということだ。

地球上ならば物理的に対立した2点間の争いであり、文字通り「喧嘩別れ」も可能だ。
しかし、宇宙空間ではそうはいかない。一緒に、とはいわないまでも、同じ地球に帰っていく。例えるなら、ある兄弟が同じ家から出かけて近くの公園で砂場の取り合いで喧嘩し、夕飯時に同じ家に帰っていくイメージだ。ここに、うまく言い表せないが、脱力感を伴う「しょうもなさ」を感じてしまうのだ。

振り返れば、昔、日本の中にはたくさんの「国」があり、争ってきた歴史がある。しかし、国が開かれて外国を知ると、日本は意識の中でもひとつの「国」になった。地球が開かれ、宇宙を多くの人が知るようになれば、これと同じ意識変化が起こるのではないかと期待を込めて考えている。

最後に、ここまでの話にはまったく関係ないが、記事中の「米空軍宇宙軍団(Air Force Space Command )」という組織を初めて知った。若干ノスタルジックで妙にかっこよさげなところがくすぐったくも脱力感があっていい感じ。(あくまでも名前の印象の話。念のため・・・。)

コメント

  1. uk2 より:

    ブログ見ました!硬派ですねー。
    なにしろ宇宙戦争で渡航自粛勧告がでてしまったりして宇宙旅行に行けなくなるのだけは勘弁してほしいですね・・・。

  2. コウタ より:

    はじめまして!
    その通りですよね。
    オレ、ミサイル防衛について勉強しています。
    もしよろしければ、オレのブログに遊びに来てください。

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