映画「ザ・ムーン」月に行った宇宙飛行士たちの物語を映像とともに綴る。

「我々はちょうどいい時代に生まれた」
アポロミッションに関わった宇宙飛行士たちへのインタビューと当時の映像で構成されたドキュメンタリー映画「ザ・ムーン」でアポロ11号司令船操縦士マイケル・コリンズ氏はそう語った。1969年7月に人類初の月面着陸ミッションを成功させたアポロ11号の搭乗員であるニール・アームストロング氏、バズ・オルドリン氏、マイケル・コリンズ氏の3名は皆1930年の生まれだ。そうした偶然が世代を意識した言葉につながったのだろう。その後、アポロミッションはアポロ17号を最後に終了した。1972年、私が生まれた年だ。私はアポロに間に合わなかった。
その大きなムーブメントを逃してしまったという「事実」は、それを知ったときから心のどこかに引っかかっている。「ザ・ムーン」を観ながら沸き起こってきた気持ちの中には悔しさも混じっている。
さて、そうした個人的な感傷は置いておいても「ザ・ムーン」は多くの人に観てもらいたい映画だと感じた。その言葉や映像に多くの見所があるが、中でも地球を見て「なんてもろいんだ」と感じたという言葉や、アポロ13号に搭乗したジム・ラヴェル氏が「月に行って、地球を知った」という言葉が印象に残った。
人は生まれてから少しずつ世界を広げていく。例えば、小学校時代において小学校は社会のほぼすべてだったが、大人になるにつれ日本国内から地球全体まで、意識上の世界は広がっていった。では、そのゴールはどこなのだろうか。我々は無意識に「地球全体」がもっとも大きい世界だと捉えてはいないだろうか。宇宙に行った人の話を聞くと、それは間違いであることがわかる。宇宙の中のひとつの地球、という「当たり前」のことが実感できるのだ。多くの人がそうした意識を持つことができれば、「CHANGE」と声高に叫ばなくても、本当の意味で世界が変わるかもしれない。宇宙旅行の実現がそれを後押ししてくれるだろう。
今年はアポロ11号から40年。次の歴史を作るには「ちょうどいい時代」だ。
映画「ザ・ムーン」

 

NHKでも放映された英BBCのドラマ。米ソに分かれて競い合う二人の男の戦いは冷戦とはまったく別の次元で行われていたように感じる。
 
夢をあきらめきれない元宇宙飛行士候補の男が自分でロケットを作って宇宙を目指す。科学的な考証よりも、元気をくれる映画。元宇宙飛行士役でブルース・ウィリス氏も出演。
 

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