惑星間インターネットはもうひとつの「IP」ネットワーク?

かつて人工衛星を介した海外生中継といえば、通信の遅延による時間のずれが一種独特の雰囲気を出していたが、それでも「生」中継といっていいくらいのリアルタイム性は確保できていた。

しかし、今後どんどん遠くまで行こうとすると、もはやそれは「生中継」ではなく「ビデオメッセージ」のようになってしまう。
火星まで行ったとすれば、光と同じ秒速30万kmの電波でさえ届くだけで20分もかかるのだ。声が遅れて聞こえてくるどころのさわぎではない。こうした極端な遅延はデータ通信にとってやっかいだ。例えば、今のインターネットで使われている方式では、エラーや受け取れないデータがあったら送りなおすという方法をとっている。しかし、火星との通信でこれをやったら片道20分のところを1往復半、約1時間もの時間がかかる。これではやってられない。しかも、その間にネットワークが接続不可能になってしまう可能性だってある。

こうした問題に対する動きは、今後、より遠い場所へ、特に人間を送り込む際にそれは重要な技術となってくる。

「惑星間インターネット」を目指して

インターネット関連の標準技術の多くは「RFC」と呼ばれる規格で定められているが、記事によると、遅滞耐性ネットワークの方式として『コヒーレント・ファイル・ディストリビューション・プロトコル』(CFDP)というものが「RFC1235」として存在するらしい。

そういえば、「IPネットワーク」の意味は、今は「IP(インターネット・プロトコル)ネットワーク」だが、惑星間インターネットの時代では「IP(インタープラネット)ネットワーク」になる、というような話を思い出したり。

コメントを残す