宇宙の郷土料理「火星料理」は日本風?

宇宙観光企画の記事を書きながら宇宙旅行のことを考えていると、最近は月あたりまでの旅行は逆に現実的過ぎるように感じる瞬間もでてきた。宇宙旅行が当然になったときに、よりその経験を豊かなものにし、市場を拡大していくにはどうすればいいか考えているので、その意識に近づいていることはある意味至極当然といえる。(とはいえ、X PRIZE CUPで会った人々に比べればまだまだだが・・・。)

しかし、そんな自分でも火星となるとまだまだ夢の世界だ。
なにしろ火星ツアーはまだ売り出されていない。お金を積むだけでは行ける可能性すらほとんどないのが火星なのだ。

そんな中でも、来るべき火星ツアーへの布石となりそうな試みは着々と進んでいる。(もちろん当初は学術目的だが)

火星への有人飛行、自給自足とリサイクルで

ここで話題になっているのは、宇宙で栽培する食材。宇宙観光企画ではこれまで何度も「宇宙料理」についてとりあげているが、宇宙の「食材」探しに苦労していた。地球の軌道を回る宇宙ステーションくらいなら食材は地球からの補給でも何とかできるが、往復に3年かかる火星までではそうはいかない。必然的に宇宙で食材を栽培することが求められる。l

宇宙飛行士たちは火星を目指す6ヵ月から8ヵ月の間、宇宙船の中でレタスやホウレンソウ、ニンジン、トマト、ネギ、ラディッシュ、ピーマン、イチゴ、ハーブ、キャベツなどを栽培する。
 そして火星に到着してからは、約1年半の滞在中、イモ、大豆、小麦、米、ピーナッツ、豆類などを、室内で土を使わず水耕栽培する――これが、米航空宇宙局(NASA)の食品科学専門家たちの計画なのだ。

が、食材のラインナップを見てふと気づいたことがあった。

そう、「肉がない」のだ。

細かくは記事中に魚を食材にするような記述はあるが、牛や豚、鳥は入っていない。以前、宇宙で牛や豚を育てれば、無重力特有の霜降り具合になるかも、といったことを書いたことがあるが、今のところ実現の見込みはなさそうだ。

であれば、宇宙のいち郷土料理ともいえる「火星料理」ではどのような料理が考えられるだろうか。
これまた、以前は火星の地中にあるという氷を使った水割りやカキ氷なんてものがあるかもということを書いたが、いまいち食材っぽさにかける。

というわけで、今回は火星で栽培予定の穀物にも入っている「大豆」を使いたい。そして大豆とともに使う火星原産の材料、それは「火星の菌」だ。
正直、バクテリアや菌の知識がほぼないので可能性があるのかすらわからないが、もし、納豆菌に似た性質を持つ菌が火星の地中深くに存在しているとすれば、それを使って納豆(のようなもの)を作ることも可能かもしれない。そして、「火星納豆」を食べるということは地球外生命体を体内に取り込むことになる。不安半分、ドキドキ半分な気分が味わえる。

うん、これはいい。

ただし、最大の心配事といえばその匂いだ。納豆を完全無臭化する菌が見つかればいいけれど、そうはうまくいかないだろう。満面の笑みで火星納豆と温かい白米を食べる私のそばには、同時に多くのしかめっ面が並ぶことになるかもしれない。

もちろん、それでも食べるつもり(笑)

“宇宙の郷土料理「火星料理」は日本風?” への2件の返信

  1. そうそう、この火星版です!
    でも、この納豆もそこそこはにおうんですよねぇ。完全無臭とはいかないものか。やはり。

    というわけで、そうです!
    来週のガイアの夜明けは「2005年 宇宙への旅~未来の100兆円市場に賭けろ~」です!
    お見逃しなく!

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