2012年5月19日に打上げ直前にエンジンの異常を検知し、アボート(中止)となったアメリカの宇宙開発ベンチャー「スペースX」社が問題への対応を終え、アメリカ東部時間2012年5月22日(火)3:44(日本時間5/22(火)16:44)に再び打上げに挑む。順調にいけば、同社開発のファルコン9ロケットに搭載されたドラゴン宇宙船はその後、民間企業開発の宇宙船として、世界で初めて国際宇宙ステーションにドッキングすることとなる。
ところで2010年6月の打上げでもファルコン9はカウントダウン0秒でトラブルにより中断し、その後、迅速に調整の上、打ち上げ成功したことがある。今回、いったんの打ち上げ中止から短期間で対応を終えたということは、なんらかのトラブルにも安全に中止でき、また、それに迅速に対応できることを示した意味で評価されることになりそうだ。(もちろん、理想は延期もせずにすんなり打ち上がることではあるが)
■スペースX、22日に再度打ち上げ 迅速な問題解決力の誇示狙いか
打上げ40分ほど前からスペースXのサイトでもネット中継が実施される予定だ。
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