宇宙ビジネスを取り上げたTV番組といえば2005年12月に放送された日経スペシャル ガイアの夜明け「2005年 宇宙への旅~未来の100兆円市場に賭けろ~」がある。筆者も訪れた民間宇宙機の祭典「X PRIZE CUP」などで取材を重ねた同番組は、広く宇宙旅行ビジネスを紹介する番組として、大変に貴重なものだった。
が、宇宙旅行ビジネスの動きは早い。放映からわずか半年の今でさえ、すでに懐かしい気がしてしまう。(個人的な事情も大きいが…)
そんな中、今度は2006年に制作された番組が放映される。
地球ドラマチック「スペース・ツーリスト ~宇宙ビジネス最前線~」
紹介文を見ると、初めて宇宙に到達したスペースシップワンとヴァージン・ギャラクティックが中心のようだ。「数年以内にブランソンたちのライバルとなる宇宙船が数機は現れるといわれています。」とあるが、宇宙旅行業界全体をどこまで紹介できるか。
■番組情報
『スペース・ツーリスト ~宇宙ビジネス最前線~』
2006年6月21日(水)19:00~19:45
NHK教育にて放映
人類が初めて宇宙に飛び出してから40年以上。しかし、これまで一般の人々が参加できる月旅行や宇宙探検は夢物語に過ぎませんでした。その夢が現実になろうとしています。巨額の資金を必要とした政府主導の宇宙開発から、民間企業による新しい宇宙ビジネスが幕を開けようとしています。
・原題:Space Tourists
・制作:BBC(イギリス・2006年)
・ナレーター:渡辺徹
コメント
世に知られぬ事実あらば、世に知らしめるのは先覚者の務め。
道なきところに道を造る、これぞ先駆者の醍醐味。
漢詩調、失礼!