宇宙オープンラボ成果発表会

宇宙ビジネスへの参加をサポートする宇宙オープンラボの第1回目成果発表会が2006年3月24日に開催された。これは宇宙オープンラボがサポートする宇宙ビジネスの加速を目指した試みで、投資家等へのアピール機会の提供も目的としている。

第1回 宇宙オープンラボ成果発表会プログラム

今回の発表案件は以下の8案件。日進カップヌードルの宇宙CMでおなじみの(株)SPACE FILMSの名前も。

・耐放射線・耐熱に優れた画期的な窒化ガリウム半導体の実現(神奈川県(株)パウデック)
・宇宙機用に斬新な膨張・硬化技術を提案(福井県 サカセアドテック(株))
・大学ベンチャーで超小型・低コストの「My衛星」を実現(東京都 NPO法人UNISEC)
・天文用高速計算機ボードを様々なシミュレータに応用(東京都(有)リヴィールラボラトリ)
・宇宙と地上で最先端の睡眠科学を追及(大阪府 西川リビング(株))
・国際宇宙ステーションで商用ハイビジョンカメラを運用(東京都(株)SPACE FILMS)
・衛星画像を活用して水稲被害率算定を合理化(東京都 宇宙技術開発(株))
・可視光で反応する酸化チタン光触媒で宇宙居住スペースの空気を浄化(京都府(有)イールド)

その後、各発表ブースでの交流会、米国宇宙ベンチャーの最新動向報告、懇親会と続いた。
交流会では、以前からお会いしたいと思っていた中須賀教授にお会いすることができた。実は私自身、以前から人工衛星を利用したアイデアを持っていたため、その実現可能性についてご意見をいただきたいと思っていたのだ。実際のところ、これを商業ベースで実現するには安全・安定確保にかかるコストが大きいのではないかという感触だったが、アイデアには興味を持っていただけたのか、アイデアについて意見交換をするなかで、大変有意義な時間をすごすことができた。時間の関係で、お伝えできなかったことも多かったので、改めて機会をもてればと思う。

米国宇宙ベンチャーの最新動向報告はCSPジャパンの金山氏から行われた。30分という短い時間の中で、多くの情報がわかりやすく説明されていた。発表最後の「日本における宇宙ベンチャーの可能性」にある提言の最初で述べられていた「宇宙活動に携わっているのは、政府のため、企業のためという考え方が根底にあるのでは。自分のためでないならば、起業家的な発想を期待することは難しい」という言葉にはなるほどと感じた。かつてのITがそうであったように、宇宙ビジネスも現在は個人の思い入れが必要な時期であるようだ。

参考:
「見上げる宇宙から使う宇宙へ」–JAXAが宇宙オープンラボの成果を発表

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