「SpaceShipOne」は宇宙圏にたどり着けるか?

前回の記事でもお伝えしたとおり、21日早朝(米国時間)、日本時間では21日深夜、とうとう地上100kmへのチャレンジが行われる。
ちなみに今回のチャレンジは搭乗員1名で行われるため、Xプライズの達成条件「3人乗りの有人機を2週間以内に2度、高度100キロまで飛ばし、無事に地上に戻ってくる」にはカウントされない。とはいえ成功すれば当然ながら民間宇宙旅行の実現にむけた重要なイベントとなるはずだ。

では、(あくまで仮に・・・)失敗したら?

単に「たどり着けなかった」という類のものであれば、今年いっぱいが期限であるXプライズの条件達成が微妙になった、というくらいかもしれない。
しかし、(考えたくないことだが)致命的に失敗したとしたら、スペースシャトルの例のように民間宇宙旅行への機運も重大なダメージをうけ、大幅な軌道修正が必要になってしまうのではないか。

と、不安は尽きないが、これらは根拠のあることではない。
今は成功を信じて待っている。ぜひ成功してほしい。

いくぜ!100km!「ついに民間機で初の宇宙飛行へ! 無事帰還後に記念フォトセッションもOK」

ついに民間機で初の宇宙飛行へ! 無事帰還後に記念フォトセッションもOK」によると以前紹介したSpaceShipOne」がとうとう地上100kmにたどり着こうとしている。

前回地上64kmまでたどり着いたSpaceShipOneは予定通りにいけば5/21に地上100kmをめざして飛び立つことになるが、これまでの飛行と違うのは今回は公開のイベントとして行われるということ。
あー、見に行きたい。(無理だけど)

これが成功すれば、あとは1000万ドルをかけたXプライズの達成条件「3人乗りの有人機を2週間以内に2度、高度100キロまで飛ばし、無事に地上に戻ってくる」を満たすのみになる。

来年の第1回X PRIZE CUPの主役はやはり「SpaceShipOne」か?
今後の宇宙観光ビジネス発展のためにはぜひ他チームにもがんばってほしいところです。

参考:
(画像)地上15kmまではコバンザメのように他の飛行機にくっついて運ばれる
(画像)切り離されるとロケットエンジンでバビューン!地上100kmへ。このときの加速度は3~4G。ちなみに富士急ハイランドのドドンパは最大加速度4.25Gだからドドンパに乗れるのなら大丈夫といえる(?)

打ち上げ見放題!?「X PRIZE CUP」

「3人乗りの有人機を2週間以内に2度、高度100キロまで飛ばし、無事に地上に戻ってくる」

この条件を最初に達成したチームに1000万ドルの賞金が与えられる「X PRIZE」。その毎年恒例(※注:2年に1回となりました。2005/08/24)の行事となる予定なのが参加チームの機体が一同に会するイベント「X PRIZE CUP」だ。
この開催地が正式決定したとのこと。

華麗なる宇宙旅行のエキジビション! 開催地が正式決定

開催地となるのはアメリカ・ニューメキシコ州。同州は今回の正式決定を受けて、ニューメキシコ州はラスクルーセス近郊に宇宙船基地の建設を進めるとしている。

ところで、ちょっと別の話になるが、宇宙港といえば、実は日本も建設候補に入っているのだそうだ。
ちなみに候補地は日本のほか、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、バハマ、アラブ首長国連邦(UAE)と米国の4州。日本の具体的な地名は不明。日本に宇宙港ができれば日本での宇宙ビジネスもやりやすくなるかも。

X PRIZE CUP」の第1回の開催は2005年夏
筆者はいくつもりです。(※注:2005年10月に決定しました。2005/08/24)

参考:
X PRIZE CUPイメージ
ANSARI X PRIZE CUP SEEKS SPACEPORT PARTNERSHIP
上記の仮訳(スラッシュドットより)

宇宙旅行手段は民間でも。「アンサリXプライズ」の達成者はもうすぐ?

宇宙旅行の手段はスペースシャトルやソユーズだけではない。

3人乗りの有人機を2週間以内に2度、高度100キロまで飛ばし、無事に地上に戻ってくる

この目標を最初に達成した者に1000万ドルを与えるという「Xプライズ」の勝者を目指して多くの挑戦者がしのぎを削っているが、最有力と目されるチームがまずは高度64.4キロメートルまで到達したとのこと。米スケールド・コンポジット社製の『スペースシップワン』がそれだ。一般的に飛行機が飛ぶ10kmはゆうに超えているけれども、国際宇宙ステーションは地上約400kmなのでまだまだというところ。

ちなみに「宇宙」の定義は実はいろいろあったりするのだけれども、国際航空連盟(FAI)では、「高度100km以上」とされている。Xプライズはここを目指しているわけだ。

ところで、さらに大事なのが「2週間以内に2度」という部分。つまり宇宙旅行を単発のイベントではなく、ビジネスとして日常的に提供できることを目指すものなのだ。ソユーズやスペースシャトルとは違い、宇宙観光旅行を念頭に置いた試みということで、宇宙旅行を夢見る一般人にとっては一番近い存在かもしれない。

コンテストの後援者たちは、早ければ今年の夏にはこの目標が達成されることを期待していると語っているという。期待したい。