2008年3月アーカイブ

ちょっと古い話になるが去る2月21日、Gooleがスポンサーとなっている月探査の賞金レース「Google Lunar X PRIZE」に挑戦する最初の10チームが発表された。チームリストは以下のとおり。

「Odyssey Moon」
「Astrobotic」
「Team Italia」
「Micro-Space」
「the Southern California Selene Group」
「LunaTrex」
「FredNet」
「ARCA」
「Quantum3」
「Chandah」

それぞれのチームのプロフィールは以下のページでチェックすることができる。
http://www.googlelunarxprize.org/lunar/teams

初の民間資本による宇宙船「スペースシップ・ワン」実現の原動力となった賞金レース「Ansari X PRIZE」を主催したX PRIZE財団が、民間による月探査実現を目指して設けられたのが「Google Lunar X PRIZE」だ。賞金総額は3000万ドルで、この内訳は実現した探査の時期・内容によって、優勝賞金最高2000万ドル、準優勝賞金500万ドル、特別賞500万ドルにわけられる。2000万ドル獲得するためには2012年12月31日までに民間による宇宙探査機を月に軟着陸させ、月面を 500 メートル以上探査して、指定された動画・画像・データを地球に送信しなければならない。

珍しく詳しい説明が日本語でも読めるようになっているので、詳しくは以下をチェックしてほしい。
http://www.googlelunarxprize.org/lunar/intl/jpn

ただし、相当読みづらい日本語なので、今後の動向をお伝えする中で補足していきたい。

将来、個人的にはできれば月まで行ってみたいと思っているのだが、こうした月探査はその後にある月旅行の予備的活動につながるものだと考えている。

ちなみにこの賞金レースは日本からも参加可能だ。国際的には「かぐや」の活躍などで月探査分野で比較的有利な立場にいる日本だが、ぜひ民間からもこうした動きが出てくることを期待したい。

3月1日、東京・新宿のクラブツーリズム本社でスペースシップ2で行く宇宙旅行」説明会が開催された。クラブツーリズムは2005年5月にヴァージングループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社と提携。国内で宇宙旅行の販売を行っている。

説明会ではクラブツーリズム浅川氏からヴァージン・ギャラクティック社による宇宙旅行の準備状況が説明された。説明では建造中のスペースシップ2の様子も紹介されていた。

肝心の開始時期だが明言はされなかったものの「2009年夏ごろ」とされていた。ただ、「2009年末」とする情報もあり、まだ明確にできる段階ではないようだ。また、配布された機体資料を見ると、宇宙船「スペースシップ2」がロケット噴射する上空まで運んでいく母機「ホワイトナイト2」の情報は比較的詳しくでていたものの、「スペースシップ2」については懸念とされているロケットエンジンについての記述がなかった。

説明終了後には質疑応答の時間が設けられたが、かなり活発に質問がされていた。参加者の年齢層が比較的高かったこともあってか、メディカルチェックや飛行中の加速度についての質問が目立った。浅川氏は回答の中で、スペースシップ2を製造中に起こり、3名が死亡した2007年7月の事故についても言及し、宇宙旅行開始について開始時期よりもとにかく安全性を重視している姿勢を強調した。そういう意味でも「2009年夏開始」というスケジュールは単純に可能性のひとつとしてとらえておいたほうがよいだろう。

質疑応答が終わり説明会はいったん終了となったが、本格的に申し込みを検討中という3名ほどの参加者が残り、引き続き浅川氏に熱心に話を聞いていた。

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