2008年2月アーカイブ

先日、筆者が理事を務めているNPO法人有人ロケット研究会の勉強会でグループ議論をする際のテーマを検討していて、候補のひとつに「早く宇宙に行くには?」というテーマをあげていた。これに対する答えのひとつとしてもちろん「宇宙飛行士になる」という選択肢もあげていたが、その時は「もう10年ほど募集もされていないし」と、これはないだろうと思っていた。

と、そんな矢先、

日本人宇宙飛行士を新規募集・宇宙機構、10年ぶりに

なんというタイミング(笑)

とはいえ、宇宙飛行士は超狭き門なうえに、すぐに宇宙にいけるわけではない。その意味で、「早く」行くには不向きな方法といえるだろう。そもそも、仕事で宇宙に行くのと、観光で宇宙に行くのとでは当然ながら目的が違う。例えば「海外に行きたい」という目的を達するのであれば、わざわざ海外「出張」を目指さなくても海外「旅行」をすればいいだけだ。

早く、宇宙も出張以外で行く人が多くなってほしいと願う。
いや、願ってばかりではいけないか。

リクルートのフリーペーパー「R25」記事に当サイト筆者が解説者として協力させていただきました。

ロシア連邦宇宙局は撤退でも宇宙旅行ビジネスは花盛り!(R25)

「宇宙観光アドバイザーの箱田雅彦氏」の部分です(笑)
R25ライターの小林ミノルさん、ありがとうございました!

ところで久しぶりに「宇宙観光アドバイザー」で検索してみましたが、まだ仲間は増えていないようです・・・。

2月19日、筆者も活動に参加している宇宙ベンチャー、株式会社ロケットプレーン・キスラー・ジャパンが株式会社ファーストアドバンテージと業務提携し、宇宙ウエディング事業に参入することを発表しました。

販売開始は今春(すぐですが…)の予定。具体的なウェディングプランの発表も別途行われます。実際に挙式が可能になるのは2010年の予定です。

2010年以降に挙式予定の方、ぜひご検討ください!

SPACE WEDDING
http://www.spacewedding.jp/


主なメディア掲載
2010年宇宙で結婚式を(Yahoo!ニュース)
(掲載期間終了後は削除されます)

2010年宇宙で結婚式を(Business Media 誠)

本格的な宇宙ウェディング事業誕生、2010年には宇宙で愛を誓う!(マイコミジャーナル)

世界初の宇宙ウエディング事業部

世界初の「宇宙ウエディング事業部」の誕生
ファーストアドバンテージとロケットプレーン・キスラー・ジャパンの業務提携について

北海道でハイブリッドロケットの開発を行う植松電機の専務取締役 植松努さんの講演を中野で聴いてきた。植松さんは理想とする社会があって、その手段として宇宙開発を行っている。いわく、世の中の「どうせ無理」という意識をなくしていくため、「無理」といわれる最右翼の宇宙開発を目指しているという。

以前にも述べたように宇宙が手段であるという点は私も同じだ。宇宙旅行が一般化し、人生の早い段階で宇宙旅行にいけるようになれば日本のみならず、世界を見る視点・意識が一段あがると考えている。地球全体に渡る問題にも今より実感が持てるようになるのではないか。


植松努さん講演会は「読書普及協会主催2008植松努講演会」として今年1年かけて全国ツアーをするとのこと。

詳しくは以下からどうぞ。

http://www.yomou.com/event_detail.html?eventguideid=3361

■2008植松努講演会スケジュール
2008年3月15日(土) 広島
2008年4月19日(土) 京都
2008年5月10日(土) 福島
2008年7月26日(土) 東京
2008年9月13日(土) 高知
2008年11月2日(土) 札幌
~10月に大阪・愛知・大分でも開催予定とのこと。

CNET読者ブログに以下の記事を読んでのエントリーを書いたのだけど、宇宙にも関連しているのでこちらにも掲載。プラス宇宙旅行関連の話題を追加してみる。

NASA、仮想世界を構想--狙いは科学者の育成

上記の記事では「仮想世界」「多人数参加型オンラインゲーム」、そしてすでにNASAがセカンドライフに拠点を持っていることがうまく整理されていない気がする。特に前の2つは記事中では同じものをさしているにも関わらず、日本語のイメージの違いからそれがうまく伝わらず、咀嚼不足の感が否めない。

というわけで、BBC NEWSのほうの記事を読んでみる。

Nasa investigates virtual space(BBC NEWS)

仮想世界を活用することで、宇宙に興味を持つ人が宇宙探査を疑似体験できる機会が増える。1969年に人類が初めて月面に立ったときは世界中の人々がテレビを通してその様子を見守ったというが、仮想世界のようなアバター等を介した没入型メディアが一般化することで、現在進められている月面への再到達の際は、一般の人も月面到達を共に「体験」できるようになるかもしれない。これはテレビメディアではできなかったことだ。

私は宇宙旅行が普及することによって起こる大きな効果のひとつとして人々の世界の見方が変化するということをあげている。これは意識レベルが一段上がるといってもいい。日本がかつて世界を見ず、日本の中の「国」同士で戦をしていたころの意識から、開国し世界の中の日本になった意識へ、視野が一段階広くなったような変化だ。たった1段階だが、これは決定的に違う一段階だと思っている。そのころの日本人の意識の変化に思いをはせればイメージできるかもしれない。広い世界を意識することで、日本は意識の上でもひとつの国になったのだ。

もし、これと同じことが宇宙と地球の関係で起こったら?

宇宙旅行が普及し、多くの人が宇宙から地球を眺め、宇宙の中の地球を強く意識することによって、本当の意味で地球はたったひとつのかけがえのないものになりえるのではないかと考えている。そして、宇宙旅行の普及よりも前に、こうした変化を起こす助けになるかもしれないのが仮想世界技術の応用による、前述の「体験共有」といえる。


ところで、NASAとしては仮想世界によるこうした感覚的なアプローチによって宇宙探査への興味を喚起し、 将来的なエンジニアや科学者を育て、確保する目的もある。これはすでにアメリカ陸軍がオンラインゲーム「America's Army」で行っていることだ。いわゆる「シリアスゲーム」としての活用になる。

セカンドライフ関連の話題で急激に注目された影響はあるだろうが、仮想世界はその本質を見極め、もっとフラットに扱ったほうが効果的な結論にたどり着けるのではないか。

ところで、2007年の優れた仮想世界活用を表彰するイベントが2/7(木)にあります。ダレットワールド、スプリューム、meet-me、ViZiMO、NTOMO、Jin-seiといった国内バーチャルワールド企業も発表します。よろしければどうぞー。

Virtual World of the Year 2007

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