2007年2月アーカイブ

先日お伝えした「『ロケットガール』その後」のその後。
ロケットガールは文部科学省「女子中高生理系進路選択支援事業」の一環として実施されている。女子高生・女子大生でロケットを飛ばすプロジェクト。打ち上げ見学会の詳細とポスターが届いたので元記事に追加しました!

『ロケットガール』その後

NASAはこれまでもGoogle(グーグル)社やRocketplane Kistler(ロケットプレーン・キスラー)社などの企業と提携を行ってきた。

グーグル、NASAと提携--月面版Google Earthなどを開発へ(CNET JAPAN)
NASA、民間企業を2社選定(sorae.jp)

そして、このたび、NASAはVirgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)社とも共同研究のための提携を行ったとのこと。

NASAとVirgin Galactic、超音速宇宙船を開発へ(CNET JAPAN)
米航空宇宙局(NASA)は米国時間2月21日、商業宇宙飛行の実現に向けた未来のテクノロジを共同で研究するために、宇宙旅行会社Virgin Galacticとの2年契約に調印したと発表した。

ただ、NASAの関係者によれば、Virgin Galacticの取り組みをNASAが具体的にどのように支援していくのかはまだ議論中だという。また、資金面についても互いになんらかの対価が発生することはないそうで、その意味では純粋な技術的交流が主となるだろう。とはいえ、商業宇宙飛行に対する無形の貢献としては大きなものになるに違いない。

ところで、宇宙旅行といえば、Rocketplane Kistler(ロケットプレーン・キスラー)社、Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)社のほかに、忘れてはならないSpace Adventures(スペース・アドベンチャーズ)社があるが、ここはまだNASAとの提携関係はないようだ。

それぞれの提携の成果によって、宇宙旅行がより早く身近なものとなることを期待したい。

かつてスペースデブリ(宇宙ごみ)の話を初めて聞いたとき、なかなかその恐ろしさをイメージできずにいた。マッハを超える速度で飛んでいる破片は確かに怖いかもしれないけれども、宇宙は広い、そうそうぶつかることもありえまい。それに破片は重力によって次第に地球に落ちてきて燃えてしまう。
・・・はずだった。
その後、スペースデブリの恐ろしさを少しずつ理解してきた私だが、その時、以下の記事中の画像を見れば、一瞬で理解したに違いない。

中国には「愛」がありません!(Technobahn)
20070222.jpg
(Technobahnより)

緑が人工衛星。赤がスペースデブリだ。これらは先日中国が人工衛星の破壊実験を行った際にできたものだという。しかも、これらが落下しきるまでには20年はかかるとのこと。放射能並みとはいわないまでも、長い年月が必要となることは確かだ。

こうした実験が今後も行われる可能性があれば、人類は自らが作った檻によって地球に閉じ込められてしまうことになる。中国はその後、こうした人工衛星の破壊実験を行わないと表明したが、他の国がやらないとは限らない。

そんな中、この方面において明るい兆しが出てきた。

国連宇宙平和利用委、「宇宙ゴミ削減指針」採択で一致(NIKKEI NET)

記事によれば、これに法的な強制力はないが、加盟67カ国は順守への努力を求められるとのこと。この動きによって、ごみのないきれいな宇宙を将来に残すことができるよう望んでいる。

もちろん、宇宙旅行でもデブリを増やすようなことがあってはならない。むしろ、なにかついでに行う作業によって、デブリを処理することができれば、この処理費用をどこか(例えば国や宇宙旅行の業界団体)が負担することで宇宙旅行事業の副収入になるかもしれない。「環境にやさしい宇宙旅行」となれば、これはまさにLOHAS!!

って、それは言い過ぎか…。

2005年のX PRIZE CUPでひときわ存在感を示していたのがCanadian arrow(カナディアン・アロー)のロケット型宇宙機だ。赤と白のペインティング、旧ドイツのV2ロケットをベースにしたその堂々たる風貌は未来的な宇宙機が並ぶ中で、一種独特な空気をかもし出していた。

Canadian Arrow

が、最近はインド系アメリカ人のChirinjeev Kathuria氏との協力により設立したPlanetSpace(プラネット・スペース)社でこれとは違う形式の宇宙機を開発している。しかも、(高度100km程度までの)サブオービタル、(高度400km程度の地球周回軌道を飛ぶ)オービタルの両用機だという。(両用といえば、リバーシブルの服とかって結局片方しか使わなかったりするけど、これは大丈夫だろうか。)

PlanetSpace

以下にその宇宙機の説明がある。

Orbital Space Flight

目標高度によってロケットの構成が変わる形式だ。

それはそうと、上記ページの一番下にある、機体に乗客が座っている様子の予想図を見ると、8人乗りということもあり、結構きつそうだ…。とはいえ、景色を楽しむ宇宙飛行というよりも、地上の2点間を結ぶ交通手段としての利用を想定しているということなので、飛行機のエコノミークラスを考えれば、さほど不自然ではないのかもしれない。

値段は飛行機のエコノミーとは比べ物にならないだろうが…。

これについての情報は以下でもどうぞ。
Planet Space社の宇宙船開発構想とは?(STSJ)

(今回はちょっと宇宙旅行を離れてしまったかも…。)

ネット決済のエスクローサービス、といっても日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、アメリカではポピュラーな決済手段のひとつだ。このエスクローサービスの先駆者であり、一大メジャー企業であるPaypal(ペイパル)社を成功させたのが、現在SpaceX(スペースX)社CEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏である。

SpaceX社では独自開発のロケット「FALCON 1」の2回目のデモフライトを準備中だが、そんな中、Musk氏にロケット以外のある乗り物を開発する計画があることがわかった。

電気自動車」だ。

Rocketeer Musk Launches Electric Car


電気自動車「WhiteStar(ホワイトスター)」は4ドア5人乗りのスポーツセダンで、動力は100%電気だ。2009年秋に生産を開始、月産1万台を予定している。
気になる価格はスタンダードモデルが5万ドル(約600万円)、上級モデルが6万5千ドル(約780万円)となっている。

結構安いなあ、と思いながら、ふと、車としては結構な値段であることに気づく。どうも無意識に宇宙旅行の値段と比べてしまっていた(!)
やばい…。

以前、「宇宙機開発も女性の立場から!ロケットガール養成講座開講。」で紹介した「ロケットガール」。リアルでもアニメでも進展があったようだ。

まずアニメのほう。

ロケットガール公式ホームページ
女子高生と宇宙開発の物語 TVアニメ『ロケットガール』アフレコ取材レポート

放映はWOWOWにて2007年2月21日から開始。ノンスクランブル、つまり無料で見られるとのこと。でもうちはBS見れない・・・。

さて、リアルのほうではなんともう3月にロケットを打ち上げるらしい。早。
ちなみにこのプロジェクトの正式名称は文部科学省の「女子中高生理系進路選択支援事業」というらしい。硬(笑)。

ロケットガール養成講座 案内

打ち上げは2007年3月28日、場所は秋田県。
ちと遠いなーという方は各チームのブログから作業状況を見守っていましょう。

(2007/02/26追記)
2007年3月の打ち上げ見学の詳細とポスター画像が届いたのでお知らせ。

打ち上げ予定日は2007年3月28日(荒天時29日に順延)。場所は秋田県能代市。
さて無事にあがるかどうか・・・。

見学ツアーの詳細は以下のお知らせ(PDF)からどうぞ。
女子高生のロケットガールプロジェクト途中参加も受け付けているとのこと。
(とはいえ、そもそも宇宙観光企画を女子高生が見てるかどうかは甚だ疑問だが・・・。)

「ロケットガール養成講座」打上見学会のお知らせ(PDF,147KB)

2007年3月3日、2年ぶりに航空協会主催の「宇宙旅行シンポジウム」が開催されます。

第2回宇宙旅行シンポジウム開催のご案内
日時 2007年3月3日(土曜日)13:00から17:00
会場 航空会館 7階 大ホール
 (東京都港区新橋1-18-1 電話:03-3502-1206)

詳しくは上記サイトで。
そして気になるプログラムは以下のとおり。

○シンポジウムプログラム(予定)
基調講演
「『2055年宇宙万博』で月面パビリオン建設へ」 山根一眞(ノンフィクション作家)

一般講演
「Xプライズ後の宇宙旅行をめぐる動き」 大貫美鈴(SpaceFrontierFoundation)
「米国における商業宇宙旅行の育成と法規整備」 橋本安男(日航財団)
「我が国の宇宙パイロット養成を考える」 高野開(日本航空機操縦士協会)
「再使用ロケット実験機から有人飛行へ」 小川博之(JAXA)
「企業からみた弾道飛行の事業の可能性」 志村康治(三菱重工)

パネルディスカッション
コーディネーター 的川泰宣(JAXA)


名刺交換会(?)もあるようです。詳しくはサイトをご覧ください。

ところで、基調講演の山根一眞さんの講演テーマ「『2055年宇宙万博』で月面パビリオン建設へ」は2005年の宇宙開発フォーラムでも話題にあがっていました。その後、どう話が展開しているのか、(はたまたしていないのか)楽しみです。

昨日ご紹介した3D仮想空間「SecondLife」(セカンドライフ、以下SL)。ふと見るととあるサイトでも紹介されてました。先日のリポートではまだ触れていない部分もあるので、こちらもぜひ見てみてください。

Second Life日記 Second Life日記 第五十回 「宇宙探査」(テレビとネットの近未来)

ところで、このタイミングでこの記事が出たというのは、ひょっとして宇宙観光企画で見て思い出したりしたのだろうか。

・・・というのは自惚れが過ぎますね・・・。すんません・・・。

見るべき場所はまだあります。残りはまた次回に!

2006年後半から徐々に日本でも取り上げられるようになってきた3D仮想空間「SecondLife」(セカンドライフ、以下SL)。ただ、アカウントを作ってはみたものの、何をすればいいかわからないという人の話もよく聞きます。その理由はSL自体は特に目的がないためといえます。これは「インターネット」も同じで、ユーザーは「インターネット」という手段を使っているだけで、「目的」は特定のサイトを見たりメールを送ったりすることであるのと似ています。

そしてSLでインターネットの「サイト」や「メール」にあたるものが建物や展示物や道具やイベントやコミュニケーションなのです。つまり、SL自体が面白いかどうか、というよりもそこに面白いコンテンツがあるか、ということが重要なのです。

というわけで、ここではSLで見つけた宇宙に関するコンテンツの中から有名どころと思われる「International Spaceflight Museum」をご紹介します。

International Spaceflight Museum

世界各国の歴代ロケットや、あの民間宇宙機も展示されています。仮想世界ならではの体感スポットも。
(「続きを読む」へ続く)

昨年(2006年)のお話で恐縮です・・・。
少子化を止め、子供たちが「たーんと(=たくさん) 居れ」という願いを込めた「Tantore(たんとれ)」を冠したサービスを展開している株式会社壱頁さんの「Kids Tantore Blog」にて宇宙観光企画が紹介されました。

「なぜ少子化対策のサイトで!?」と思われるかもしれませんが、今回は「夢を追う人からのこどもたちへのメッセージ」という観点でご紹介いただけるとのことでした。

夢追人インタビュー第1回<民間商業宇宙飛行士 箱田雅彦さん>(Kids Tantore Blog)

取材当日は同じく民間商業宇宙飛行士 山崎大地さんの講演会の開催日でもあり、取材後、継続してこちらのほうも興味深く聞いていいただけたようです。

少子化に直接影響する話ではないのかもしれませんが、次の世代に環境問題などネガティブなものだけでなく、もっとポジティブな「夢」を残せるということは、世代をつなげていくひとつの意味になるのかもしれないと思っています。

参考:
講演会『民間宇宙ビジネスの起動!』開催
12/9、起業を目指す学生向けビジネス講演会開催!

WS000020.jpg

フランスの雑誌(CNES MAG)の1月号で、宇宙観光企画も応援する日本の宇宙ベンチャー、アストラックスが紹介されました!

CNES MAG2007年1月号はサイトでも読めます。以下のページにアクセスして、ページ左下の「Aller page」で「46」ページを指定して「OK」を押してみてください。写真や記事をクリックすると拡大できます。

CNES MAG2007年1月号

PDF版もあります。

宇宙旅行に関する日本国内の動きとして、JTBなどの企業と一緒にアストラックスとミッションコマンダー3人(山崎、星野、箱田)が紹介されています。

しかし、こんなPDFまで提供しているとは…。紙で読みたいけど印刷するのが大変な人は本を買うというような感覚なんでしょうか。

(万が一、)フランスにお立ち寄りの際はぜひお買い求めください!

少し前まで、「宇宙ステーション」といえば「ミール」のことだった。
ロシアの宇宙ステーション「ミール」は15年間地球を回り続けた後、2001年に大気圏に突入。その役目を終えた。現在は同じ型の予備機が北海道苫小牧に展示されている。

このミールの運用中、もっとも長く宇宙に滞在した宇宙飛行士が、セルゲイ・アブデーエフ氏だ。現在の宇宙ステーションのクルーを合わせても歴代2位の長期にわたる期間である。今回、幸運にも氏にお会いする機会があった。

アブデーエフ氏はその前、自らが滞在したミールに会うため、苫小牧を訪れていた。

宇宙滞在2年の飛行士が苫小牧に 搭乗の「ミール」予備機を見学

ミール予備機に感慨 宇宙飛行士が対面 苫小牧

上記の記事中の写真は若い頃のもので、現在は髭を蓄えた温厚そうな紳士という感じだった。
ところで、アブデーエフ氏がミールに滞在していた1998年、日本からある珍客がミールに訪れている。
スキューバ・ダイビングもスカイ・ダイビングもこなすスーパー怪獣(?)、「ガチャピン」である。

ガチャピン宇宙へ行く!

このページを読むとガチャピンと宇宙へ行く乗組員として「セルゲー・アブディーエフさん」の名前がある。

ところが、宇宙でのガチャピンの映像が放送されることはとうとうなかったと記憶している。これがなぜなのかずっと気になっていたのだが、今回、直接その話をうかがうことができた。

その理由は・・・、

ひみつです(笑)

2006年11月、日本で世界初の宇宙服コンテスト「スペース・クチュール・デザイン・コンテスト」の最優秀賞が決定した。

そして2006年12月、今度はストックホルムで開催された“Space Base Stockholm”の中で、宇宙とファッションをテーマにしたワークショップ“Fashion & Design”が催された。

宇宙がもたらす未来ファッション(AstroArts)

これまでの機能性重視の宇宙服と対極のデザイン性に優れた作品が集まった。上のサイトの一番下の黒い作品を見て、重心が上過ぎて不安定そう、と思ったけど無重力なら関係ないのか。

ところで宇宙とファッションを結びつける試みは昔からあったようで、こんな映像も見つけてみました。ある意味、この方向性は昔から変わっていないような・・・。1960年代初めのもの。

Future Fashion's Past

そう考えると、いつの時代も機能的な宇宙服と、憧れを含めたデザイン重視の宇宙服は両輪として存在していたのかもしれない。しかし、一方でその中間の「ちょうどいい」宇宙服があまり存在していないように思う。

機能的な宇宙服の存在は必須であり、絶対的な支点となる。基準が変動するのはデザイン性重視の宇宙服であるが、このバリエーションの幅が実は限られてしまっているのが現状なのではないか。宇宙旅行が一般化していない現在、機能性を気にせずにデザインすれば、憧れや妄想だけが純粋に表現されることになる。そのデザインの根底に変わらず流れる憧れはいつの時代も変わらぬ、ということなのだろうか。

宇宙旅行が一般化するとき、宇宙服デザインも次の段階を迎えるに違いない。

気が合う(はずの)何人かで旅行に行ったのに、なぜか旅先でケンカしてしまい、そのままあまり楽しめないまま終わってしまった、なんて話を時々聞く。特に海外旅行だと慣れない環境のストレスもあいまってそんな状況になりやすい。不幸にも新婚旅行でこれをやってしまうと、いわゆる「成田離婚」に発展することも・・・。

さて、慣れない環境といえば海外の比ではない宇宙旅行では、さらに懸念は強くなる。宇宙ステーションに長期滞在となれば、逃げ場は、ない。宇宙に行く技術だけではなく、精神面のケアも宇宙旅行には欠かせないものなのである。

そして、実際に進んでいる研究には宇宙飛行士の「日記」さえも役立てられている。

飛行士の私的日記を分析、宇宙開発に活用へ(CNN.co.jp)

国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の日記を分析して、さまざまな心の動きを把握しようというものだ。ただ、日記はごく私的なもの。見られることが前提では正直な気持ちは書きづらい、そこで、日記を読めるのは担当研究者1名のみとなっているそうだ。これまでの分析によると、滞在半年を過ぎた第三四半期ごろから同僚や地上管制官への不信感など、ネガティブな傾向を示す人が多くなるのだという。

ところで、この日記分析の対象となっている宇宙飛行士は1名のみのようだが、それでよいのだろうか。単純に気持ちの上下を調査するのであれば、それでいいかもしれないが、人間関係で生じやすいズレを宇宙飛行士を取り巻く環境(システム)の修正で対応しようとしたら、1名の一面的な日記だけでなく、他の宇宙飛行士の日記も合わせて、実際に起こっていることを立体的に捉える必要があるのではないか。

このあたりは別の方法もあるのかもしれないが、快適な宇宙旅行をしたい身としては気になるところだ。


それはそうと、この日記は特に形式は定められていないのだろうか。なるべく正直な気持ちを書いてもらうためには決めないほうがいいのだろうが、たまたまポエマーな宇宙飛行士だったらどうするのだろうか・・・。

(例を書こうと思ったけど書けなかった・・・。詩心ないな・・・自分・・・。)

20070203-audi.jpg
自動車メーカーのアウディ(Audi)が「あなたが選ぶ世界一の特許・発明とは?」をテーマにした作文を募集している。賞品はスペースアドベンチャーズ社が提供する高度100kmへのサブオービタル宇宙旅行だ。

Win A Trip To Space

英語で250語まで。締め切りは2007年4月30日となっている。サイトの応募フォームで全世界から応募可能だ。

・・・が、この懸賞もひょっとして、と思いながら規約を確認すると、

only UK residents are eligible to win the prize(宇宙旅行の賞品を受け取る資格があるのはイギリス在住の人のみ)」

やはり・・・。

それでも、このキャンペーンの主役であるAudi A6のサイトは随所が宇宙のイメージで構成されており、見ごたえがある。NASAの持つ特許と比較してAudi A6に使用された特許の数が多く、革新的であることをアピールし、作文のテーマもこれに絡めてある。また、サイトトップのムービーは大気圏に突入するアポロ宇宙船のイメージをAudi A6に置き換えたものだ。

ところで、このキャンペーンの主催はイギリスのアウディのようだが、「イギリス」「宇宙旅行」といえば、思い出すのはヴァージン・グループの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック社だ。にも関わらずスペース・アドベンチャーズ社提供の宇宙旅行を使うというのはちょっとだけ意外な気がした。
もっとも、スペースアドベンチャーズ社が10万ドル余、ヴァージン・ギャラクティック社が20万ドル、と、値段が結構違うので仕方ないといえば仕方ないが、キャンペーン利用である場合は別途費用がかかったはず。コストの面でどれほどの違いがあるかは微妙なところかもしれない。

宇宙旅行は、かつての海外旅行と同様、最初は憧れの象徴としてキャンペーン賞品から利用が広まっていくのだと考えている。宇宙観光企画はそうした利用もサポートしていきたい。

検討の際は、ぜひご相談ください。

宇宙観光企画で「宇宙旅行」について書いているためか、よく「星が好きなんですか?」ときかれる。もちろん、嫌いなわけではないし、普通に好きなのだが「もう大好き!」ってわけでもないのだ。おそらく質問の意図は「星を見る」という時の意味での「星」を指しているのだと思うが、自分としてはその意味よりも「旅先として星に行く」という意味の星に興味がある。

そんなわけで、いわゆる宇宙や星についてはまだまだ勉強不足だったりするが、やはり宇宙旅行を志す身としては旅先のことを知らないわけにはいかないだろう。ここを読んでいる方にも同じような方がいるに違いない。

自分も含めたそんな人に向けて(かどうかはわからないが、)「宇宙(そら)へのポータルサイト sorae.jp」で宇宙の基礎の基礎を学べるコーナーがスタートした。

  • 宇宙ってなあに? vol.01

    解説役は同サイト管理人のSHUNさん。SHUNさんの宇宙知識の網羅性、レポートの早さには驚くばかり。初回はほぼキャラ紹介のみだが、これからの展開が楽しみだ。

  • 以前行われたオラクル社の開発者向けコンテストで優勝賞品の宇宙旅行を見事勝ち取ったブライアン・エミットさんは、大金をつぎ込むかわりに自らの実力と運で宇宙への夢をつかんだ。

    …はずだった。

    このコンテストを主催したオラクル社は先ごろブライアン・エミットさんが賞品として贈呈された宇宙旅行の権利を返上したことを明らかにしたとのこと。

    オラクルの開発者向け懸賞、優勝者が宇宙旅行の優勝賞品を返上・意外なからくりとは?(テクノバーン)

    理由はお金だった。「この賞品を受け取った場合、税法上、13万8000ドル相当(約1656万円)の譲与を受けたことと同じとなり、譲与所得に対する税金として2万5000ドル(約300万円)の納税義務が生じることが判明」したのだ。このため、負担は無理と判断したブライアン・エミットさんはやむなく、宇宙旅行をあきらめざるを得なかった。

    その結果、オラクルでは現在、この優勝賞品を受け取ってくれる人物がいないかどうか捜し求めているという。

    でも、それってつまり300万円で宇宙旅行に行けるということであれば、結構希望者はいるんじゃないだろうか。もちろん、そのコンテストの上位者から希望を聞くことになるんだろうけど、そんなに希望者がいないんなら、仕方ない受け取ってあげてもいいですよ。

    ・・・ってうそです。ぜひ受け取らせてください。お願いします。

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