2005年11月アーカイブ

日経スペシャル「ガイアの夜明け」は幅広く世界の最新経済動向や日本のビジネスの動きを捕らえ、多彩な切り口から“復活にかけるニッポン”を探り、“ガイアの夜明け”に向かって闘い続ける人々の姿をドラマチックに描いている番組です。ビジネスの動きもわかるし、なにしろその展開が面白い。一筋縄ではいかないビジネスの難しさ、面白さを感じることができます。

さて、そんな番組「ガイアの夜明け」の来週のテーマは、なんと!

日経スペシャル ガイアの夜明け「2005年 宇宙への旅~未来の100兆円市場に賭けろ~」

そう!宇宙旅行ビジネスです!上記予告サイトや今日の予告編を見ただけでもワクワクしてきます。

なにより、筆者が実際に足を運んだXプライズカップが舞台として登場するだけでなく、筆者が宇宙旅行を予約したスペースアドベンチャーズの横山さん、Xプライズカップに行く前に訪問し、見学させていただいたXCOR社、そして、Xプライズカップでも大変お世話になったロケットプレーン社のチャック・ラワーさんも登場します。予告編見ただけであの場所がなつかしい!見ないわけにはいきません。

放送は2005年12月6日(火) 22:00-23:00、以下のテレビ局にて!

・テレビ東京
・テレビ大阪
・テレビ愛知
・テレビ北海道
・テレビせとうち
・TVQ九州放送

宇宙観光企画の記事を書きながら宇宙旅行のことを考えていると、最近は月あたりまでの旅行は逆に現実的過ぎるように感じる瞬間もでてきた。宇宙旅行が当然になったときに、よりその経験を豊かなものにし、市場を拡大していくにはどうすればいいか考えているので、その意識に近づいていることはある意味至極当然といえる。(とはいえ、X PRIZE CUPで会った人々に比べればまだまだだが・・・。)

しかし、そんな自分でも火星となるとまだまだ夢の世界だ。
なにしろ火星ツアーはまだ売り出されていない。お金を積むだけでは行ける可能性すらほとんどないのが火星なのだ。

そんな中でも、来るべき火星ツアーへの布石となりそうな試みは着々と進んでいる。(もちろん当初は学術目的だが)

火星への有人飛行、自給自足とリサイクルで

ここで話題になっているのは、宇宙で栽培する食材。宇宙観光企画ではこれまで何度も「宇宙料理」についてとりあげているが、宇宙の「食材」探しに苦労していた。地球の軌道を回る宇宙ステーションくらいなら食材は地球からの補給でも何とかできるが、往復に3年かかる火星までではそうはいかない。必然的に宇宙で食材を栽培することが求められる。l

宇宙飛行士たちは火星を目指す6ヵ月から8ヵ月の間、宇宙船の中でレタスやホウレンソウ、ニンジン、トマト、ネギ、ラディッシュ、ピーマン、イチゴ、ハーブ、キャベツなどを栽培する。  そして火星に到着してからは、約1年半の滞在中、イモ、大豆、小麦、米、ピーナッツ、豆類などを、室内で土を使わず水耕栽培する――これが、米航空宇宙局(NASA)の食品科学専門家たちの計画なのだ。
が、食材のラインナップを見てふと気づいたことがあった。

そう、「肉がない」のだ。

細かくは記事中に魚を食材にするような記述はあるが、牛や豚、鳥は入っていない。以前、宇宙で牛や豚を育てれば、無重力特有の霜降り具合になるかも、といったことを書いたことがあるが、今のところ実現の見込みはなさそうだ。

であれば、宇宙のいち郷土料理ともいえる「火星料理」ではどのような料理が考えられるだろうか。
これまた、以前は火星の地中にあるという氷を使った水割りやカキ氷なんてものがあるかもということを書いたが、いまいち食材っぽさにかける。

というわけで、今回は火星で栽培予定の穀物にも入っている「大豆」を使いたい。そして大豆とともに使う火星原産の材料、それは「火星の菌」だ。
正直、バクテリアや菌の知識がほぼないので可能性があるのかすらわからないが、もし、納豆菌に似た性質を持つ菌が火星の地中深くに存在しているとすれば、それを使って納豆(のようなもの)を作ることも可能かもしれない。そして、「火星納豆」を食べるということは地球外生命体を体内に取り込むことになる。不安半分、ドキドキ半分な気分が味わえる。

うん、これはいい。

ただし、最大の心配事といえばその匂いだ。納豆を完全無臭化する菌が見つかればいいけれど、そうはうまくいかないだろう。満面の笑みで火星納豆と温かい白米を食べる私のそばには、同時に多くのしかめっ面が並ぶことになるかもしれない。

もちろん、それでも食べるつもり(笑)

宇宙旅行に関する調査といえば、宇宙観光企画でも以前紹介した日刊工業新聞とgooリサーチとの共同調査(2005年7月)などがあるが、ネットリサーチのDIMSDRIVEから新たにもうひとつ調査結果が発表された。

ネットリサーチのDIMSDRIVE「ボジョレーヌーボー」に関するアンケート【ネットリサーチDIMSDRIVEによる公開調査タイムリーリサーチ】

なんだ!?このタイトルは!?」と思った方へ。
いや、このページ、ホントにこんなタイトルになってるんです・・・、今・・・(2005/11/25 2:20)
本当のアンケート名は「宇宙旅行に関するアンケート」です。うん、普通。

というわけで、概要は以下のようなもの。

● 宇宙旅行に行きたい? 「ぜひ行ってみたい」33.7%
● 「無事に帰れるか!?」- 宇宙旅行で心配なこと
● JTBの宇宙旅行プラン- 最も人気があるのは「月旅行」プラン35.8%
● 宇宙旅行に行きたくない理由は 「旅行代が高い」、「無事に帰ってこれるか心配」
● 宇宙人はいると思う? -40代男性の3割が「絶対いる」
● 宇宙をテーマにした映画といえば?- 1位:「スターウォーズ」、2位:「E.T.」

宇宙に行きたいかについては「やや行ってみたい」とあわせると約7割弱、とgooリサーチの結果とほぼ同程度になった。このあたりの意識というのはここ数ヶ月ではあまり変わっていないらしい。ただ、これは漠然とした希望のようなもので、きちんとしたニーズには至っていないのではないか。一般的に現実感を持って考えられるようになるまでは大きな変化は望めないだろう。これは、あとの項目にある安全性に対する心配も同様といえる。現在はこのどちらも漠然とした状況で綱引きをしている状態だ。現実味を帯びてくる段階でその危険性が具体的に見えてくると、以前に書いたようにある層の意識が急激に冷え込む可能性がある。今の、かろうじて希望が勝っている状況を維持するためには、短期的なリスクを踏まえたうえで長期的な魅力を出していく必要がある。

ところで、今回の調査はあまり「これ!」といった特色のある調査項目がないのが残念。
調査対象の意識と離れすぎてもいけないが、より宇宙旅行の課題や可能性、魅力をあぶりだすような調査項目を設定できるようにしてもらえるとうれしい。

といいながら、どういうのがあるだろうと考えると・・・。

Q.宇宙旅行を繰り返し言葉で表現してください。
A.ワクワク、べとべと、つるつる、ぐにゅぐにゅ、ぬるぬる、ぬめぬめ、ぬらぬら・・・

ここからあぶりだされる課題は・・・と・・・、

・・・、むずかしいな、調査って・・・。

20日、「第2回社会人学生コラボ」を傍聴するためお台場へ。

「第2回社会人学生コラボ」は、ディベートとディスカッションを通して「日本の宇宙開発は必要か否か」を考えるイベントだ。参加者はメーリングリストや前日からのグループ合宿で議論を深めて当日の本番に臨むというなかなかにタフなもの。

筆者がこれまで参加した宇宙系イベントともっとも異なる部分は午前中に行われたディベートだ。普通、宇宙系イベントでは当然ながら宇宙旅行肯定の立場で様々な議論が行われるが、このイベントではディベートの形式をとり、宇宙開発「必要派」と「不要派」が議論を戦わせる。もちろん「不要派」も実際は必要派である人であり、しかも本気で勝ちにくるので、突かれるとイヤな勘所を知っている。「必要派」にとってはもっとも戦いにくい相手だ。

議論のポイントは地球資源、公共事業の優先度、教育、衛星情報のそれぞれについて行われた。宇宙旅行と直接にかかわる部分はなかったが日本での宇宙関連産業の難しさを感じる議論となった。

そして結果はなんと「不要派」の勝利!

とはいえ、筆者自身もジャッジシートでは「不要派」勝利としていた…。決め手は説得力。論理はそれなりに組み立てられているのだが、「日本の」宇宙開発は必要かといわれると国策などの裏づけがなく、国としての優先度が見えにくい。JAXA樋口理事の総括では日本国内の議論にとどまらず。国際協力としての視点など、問題の位置づけによって考え方は大きく変わるだろうとのコメントがあった。

午後は会場の参加者も交えてのディスカッション。「50年後を見通して、今私たちがすべき宇宙開発とは」をテーマに「宇宙政策(宇宙普及活動)」「地球観測衛星」「民間宇宙開発(宇宙旅行)」についてディスカッションを行う。筆者も参加させてていただいた。

「民間宇宙開発」ではやはりというか、安全性が宇宙旅行ビジネス発展のための課題にあげられた。これは宇宙旅行者のターゲティングに関わってくる点だと思う。

時々いわれることだが、宇宙旅行に行きたいという人には2種類ある。「あらゆる場所に行きつくしてしまった、旅行好きな人」と「純粋に宇宙に行きたい人」だ。
前者はいくらこれまで冒険に満ちた旅行をしていても、それは「旅行」である限り一定の安全は確保されているものだと思っている。戦場には旅行に行かないのと一緒だ。宇宙という場所に大きなモチベーションがあるわけではないので、こうした人はお金があっても個人が持つ「安全」の基準に達しない限り宇宙には行きたくないと考える。今、こうした人たちが宇宙旅行を予約している現状は、単にまだ宇宙旅行で事故が起きていないために「たぶん安全」と仮判断しているに過ぎないと考えられる。つまり、なにか危険の兆候が見えた段階で一気に冷え込む可能性もあるのだ。

対して後者の「純粋に宇宙に行きたい人」が持つ安全性への期待値は前者ほど高くない。筆者自身の気持ちで言えば、(もちろん、安全性の確保に全力を尽くすというサービス提供側の姿勢があってのことだが、)保障されなくても自身が判断すればいいことだと思っている。こうした人は多少の危険の兆候が見えてもすぐに退くことはない。せっかく手に入れたチャンスなのだから、その兆候を自身で検証し、もう一度判断をし直すだけだろう。その結果、多くの人は残るはずだ。当初のターゲットはこちらが先になるのではないか。

宇宙旅行産業を着実に発展させるためには、こうした安全性の向上にあわせたターゲットのフェーズ分けが必要なのだと思う。


「第2回社会人学生コラボ」はその必要性を考え直すいい機会になった。

いまさらながら月曜日の報告を・・・。

11/14(月)お台場で毛利さんに会ってみる。」でお知らせしたイベントに行ってきました!

特に印象に残ったのは「地球の外から地球を見たとき、地球が特別な存在ではなく、他にも同じような星があるのではないかと直感的に感じた。」という言葉。

宇宙から地球を見たときの印象は、宇宙旅行に行く前にやはり気になる点のひとつ。宇宙旅行後に最も多く聞かれる質問のひとつでもあるはず。

というわけでちょっと考えてみる。が、「やべ!寝てた!」とかしか思いつかない。(しかも感想じゃないし・・・。)

やっぱり行ってから考えよ。

まだ始まっていない準軌道宇宙飛行(サブオービタル)業界に早くも価格破壊の波が!?

宇宙旅行にも価格競争の波! ついにUS1万ドルの超低価格プランが登場に (MYCOM PC WEB)

1万ドル!!すごい!!

と思いながらPure Galacticのサイトを読んでいると・・・、
ん?1万ドルって予約保証金のことでは?(英語よくわからないけど)

The ticket price has been set at US$75,000 and partly refundable deposit to secure your schedule launch seat is US$10,000.

それにしても5万ドル程度まで安くなる見込みというから劇的に安いことには違いない。5万ドルということは、筆者が予約しているプランの金額10万ドルあれば2回いける!いきなりリピーター!ど、どうしよう・・・。

と、それはさておき、特に共感したのは以下のくだり。

Pure Galactic CEOのWesley Baker氏は「巨額の費用を要する宇宙旅行産業が立ち上げられるのはもちろんのことだが、当社は今後、豪華客船でのクルージングや、ヘリスキーで過ごすホリデーシーズンと比較しても、あと少し余分にお金を出すだけで参加できる宇宙旅行を、数年以内に実現することを目指している。これからは、宇宙旅行というものは、一部の限られた特権階級のためではなく、全人類に開かれたものとなっていき、世界中から新たに大勢の宇宙飛行士が誕生するようになることを期待している」とコメントした。

堀江氏の軌道宇宙飛行(オービタル)が数億円というのも相対的に安いには安いけど、数億円はやはり絶対的に高い。それに比べ、数万ドルは安い金額ではないけれど、例えば結婚式のように一生に1度(か数度)の経験と考えれば十分に現実的な話だ。

ところで、この事業が本当に軌道に乗ったとき、果たしてこれより価格の高いスペースアドベンチャーズヴァージンギャラクティックはどう差別化していくことになるかが気になるところだが、今のところはまず心配ないだろう。ヴァージンは他商品・サービスで培ったブランドやサービスノウハウ、そして「ヴァージンスペースシップ(VSS)」という明確な機体イメージによってファンを惹きつけることができるに違いないし、スペースアドベンチャーズが持つ「唯一実際に宇宙に旅行者を送り込んだ実績」もやはり未成熟の市場にとっては大きな信頼感につながるからだ。

それぞれの持ち味を生かして来年も盛り上げていってほしい。

って、来年の話は早すぎ!?
どうも最近は宇宙旅行を取り巻く状況について来年以降の動向を考えてしまうことが多いのだが、その話はまた今度・・・。

と、このサイトに似つかわしくないくらいに引いたタイトルですが、「で、実際どうなのよ?」というのは至極当然な疑問でもあります。

そこで、やはりメディアへの露出も大事だけれど個人レベルで盛り上がってくれなきゃしょうがない、そして個人メディアといえばブログだ!、ということでブログの盛り上がり指標をグラフで示してくれるこのサイトで調べてみました。

blogWatcher


で、結果↓

blogWatcher 2.0b - 宇宙旅行

2004年10月くらいに盛り上がりがあるのはスペースシップワン関係でしょうか。ここ最近はネタの多さに比べ、そこそこはあってもあまり盛り上がってはいないようです。少なくとも上り調子とはいえない。

確かにホリエモンの宇宙事業もDice-K(榎本大輔氏)の宇宙旅行も身の回りではそれほど話題になっていませんでした。

最近、ある宇宙ビジネス系の方と話していて「最近は動きが早すぎてネタをあたためている暇がない」という話をしたことがあります。ひょっとすると、そういった状況が世間、つまりマーケットとの温度差を生み出してしまうのかもしれません。宇宙旅行をはじめとした関連ビジネスが現実味を帯びてきた今、マーケットと回転数を合わせるということにもリソースを割いていかなければ・・・。

もし、「10万ドル」(約1100万円~1200万円)あったら何に使う?

準軌道宇宙旅行(サブオービタル)に行く?
それとも、「宇宙ステーション」を買う?
・・・いや、ホントに「宇宙ステーション」を買った人がいたのだ。

オンラインゲーム「Project Entropia」の宇宙ステーション、10万ドルで落札 - CNET Japan

独立系の映画監督でもあるJacobsは先日、オンラインゲーム「Project Entropia」の仮想宇宙ステーションに10万ドルも投資した。

とはいっても、もちろん、高度400kmに浮かんでいる国際宇宙ステーション(ISS)のような本物の宇宙ステーションではなく、ゲームの中の話。しかし、注ぎ込んだお金は本物だ。

「宇宙ステーション」を買ったJacobs氏は、新しく自分の資産となった土地をナイトクラブや住宅地などに変え、収入を得ようとしている。

宇宙空間に浮かぶ場所から収入を得る構想は、「宇宙ホテル」というような形で、現実にも存在する。主なところではアメリカのホテル王、ロバート・ビゲロー氏のビゲロー・エアロスペース社がこれに取り組んでいる。(三菱電機DSPACEの記事はこちら)
しかし、その実現は簡単なものではない。まずはそもそも宇宙ステーションの軌道まで人間を運ぶ方法を用意しなければいけない。準軌道宇宙飛行(サブオービタル)の高度100kmよりもはるかに高い、軌道宇宙飛行(オービタル)の高度約400kmまで到達した民間宇宙船は現在(2005/11/11)のところまだ存在しない。

宇宙ホテルビジネス、しばらくの間はゲームの世界が先行しそうだ。

先日、社内で宇宙旅行についてプレゼンした。

宇宙旅行を予約したということなどはすでに知れ渡っているので普段から内輪で話すことは多いのだけれど、普段は半ばネタっぽく話すことが多い。しかし、それは今の宇宙観光ビジネスの現状からすれば当然のことだ。ITビジネスについて真剣に語ることはあっても、宇宙観光ビジネスでそれはない。

なぜかといえば、まだ「見えてこない」のだ。
言い換えれば真剣に考えるだけの情報がない。

たしかに少しずつ宇宙関連のニュースは増えてはきたが、これまでの「宇宙」のイメージが強すぎてそれを上書きするほどには至っていない。関心はあっても古いイメージに勝てないのだ。

「ならば、古いイメージに勝てるだけの新鮮なリアルを伝えてみよう。」
そう考えて、会議時間をとってプレゼンさせてもらった。

曖昧ではない具体的な会社名、金額、時期、契約、映像、そしてなにより自分の体験。あらゆるリアルな情報を伝えることで、イメージ先行の宇宙をもっと手元に引き寄せようとした。初めて宇宙にいった民間宇宙船があんな形をしていることをはじめて知った人も多く、ロケット噴射の場面ではどよめきが起こっていた。

果たして、宇宙は周りの人にとってのリアルになれただろうか。

後からある人が「そういえば新聞で宇宙の記事を見た」と報告してくれた。それは近畿大学の宇宙ビジネスの記事だった。
リアルな宇宙がようやく一矢報いたのは確かなようだ。

以前のエントリーでもお伝えしたように、NASAはISSの計画縮小と予算不足に伴い、ISSとの往復に民間宇宙船の活用を示唆していたが、このたび正式にこの方針が決定した。

宇宙ステーションの輸送、NASAが民間ロケット活用

NASAの聖域だった有人宇宙開発の分野に民間参入を認めるという画期的な方針転換となる。」という記事中の言葉どおり、これは画期的なことだ。どれくらい画期的かというと、いくらお金を払っても行けなかった宇宙にお金さえあれば行けるようになったことや、民間ではムリといわれていた宇宙へスペースシップワンが到達したのと同じくらい画期的なことなのだ。(たとえがわかりにくいけど・・・)

まったくの0%だったところに、少しでも可能性が出てきた。「不可能」が(可能っちゃあ)「可能」に変わった。

個人的には宇宙旅行を予約したことがこれにあたる。いついけるかはわからないけれど、動き出さなければいついけるかの心配さえできなかったのだから。

そんな動きの連続がここ数年の宇宙観光の世界なのだ。

宇宙旅行実現への動きに対し、日本はこれまでなかなか技術面で発信することができていなかったが、今回の動きによって日本発の技術が宇宙旅行に生かされることになるかもしれない。

NIKKEI NET:道内NPO、米宇宙VBとロケット技術提供で協定

特定非営利活動法人(NPO法人)の北海道宇宙科学技術創成センター(札幌市)は来年1月をメドに、米国の宇宙関連ベンチャー企業と技術協力に関する協定を結ぶ。

「米国の宇宙関連ベンチャー企業」とは宇宙観光企画の記事では何度か取り上げている「ロケットプレーン社」のこと。
ロケットプレーン社は福岡の国際宇宙会議での宇宙服ファッションショーやデザインコンテストの実施、北海道に宇宙港(スペースポート)を作る構想など、日本での活動も活発に行っている。今回もその一環のようだ。

「海の向こうの出来事」と思われがちな宇宙旅行産業は思いのほか近いところまで来ているのだ。

・・・とはいえ、東京からだと北海道も福岡も「海の向こう」ではあるけれど・・・。


(提供:ロケットプレーン社)

参考:
北海道宇宙科学技術創成センター
ロケットプレーン社(uk2内紹介記事へ)

宇宙に名前を書いた金属板を打ち上げるのはよく聞くけど、これは宇宙で書くタイプ。

asahi.com: 宇宙空間にメッセージ 近畿大教授らがビジネス化構想

構想では、50センチ立方、重さ50キロ程度の小型衛星に縦5センチ、横10センチの紙のカードを10万枚積み込み、地上からの通信で結婚式や誕生日などのメッセージを印刷、日本上空など指定の位置で宇宙空間に放出する。カードが宇宙空間を漂う様子は、衛星に取り付けたビデオカメラで中継・録画する。

10万枚!!これだけ積んでればいろいろ使えそう。
この衛星はセレモニー用だし、プリンターも文字のみか絵もOKか、さらに言えば(多分違うだろうけど)カラーOKかによっても変わってくるけど、例えば・・・

■宇宙チラシ
宇宙にチラシをまく。10万枚あれば大量に印刷できそう。
衛星は高度500kmにあるらしいので、徐々に地球に落ちてくる途中で高度400kmのISS(国際宇宙ステーション)からみえるかもしれない。中にはISSの窓にはっつくのもあるかも。宇宙ステーションに人がたくさんすむようなことになれば、DM業として安定したビジネスになるかもしれない。そうすると、多分ピンクチラシ業者も出てきて問題になったりするのだろう。

とはいえ、紙だから安全というわけではない。リアルに語ればやはりISSにとっても危険。熱などによって2,3ヶ月で消滅するとはいえ、地球上と同じように短期間にまきすぎたら消滅する前に困ったことが起こりそう。

■宇宙紙ふぶき
お祝いセレモニーに欠かせないモノ。それは紙ふぶき。
というわけで、10万枚もあるなら超高速で吐き出し、紙ふぶきを宇宙に散らす。

そして環境問題に・・・。

■宇宙尋ね人、宇宙尋ね犬・・・
将来、宇宙で行方不明になる人もいるだろう。家出して宇宙に行ってしまう人もいるかもしれない。周りの人がどうにか連絡をしたくても、普通の通信手段だけでは届いていないかもしれない。それが人間ではなく、宇宙ではぐれた犬や猫ならなおさらのことだ。

そんな時、ハイテクでアナログな宇宙尋ね人ビラや尋ね犬ビラが活躍。

やってることはチラシと同じなのだけど、見たときにはやっぱり「みつかるといいねぇ」なんて思ってしまいそうなあたりが宇宙で精神衛生を保つのにも役立つのでは?

利用方法はまだまだありそう。

ところで、この通信の電波はどこらへんの周波数を使っているのだろう。というのは、周波数によってはビジネス利用が制限されるため。例えば、中須賀研究室(東京大学)のCubeSat Projectでは宇宙で撮った画像の転送にアマチュア無線の周波数帯を使っているため、ビジネス利用ができない。
まあ、そこらへんに抜かりはないのだろうけども、ちょっとした興味で知りたいなぁ。あ、聞けばいいのか。


なんにせよ、宇宙ごみには気をつけましょう。
ポイ捨てはだめよ。

あ、回収衛星もセットで飛ばしたらどうかな。
どうやって回収するかは考えてないけど・・・(苦笑)

今日はさらりとイベント案内。
11/14(月)のイベントが11/7(月)に告知とは・・・。しかも告知ページの場所わかりにくいし!

asahi.com: 14日に毛利衛さんと科学を語る集い、参加者募集

学生の方中心だそうです。申し込みフォームに社会人の欄がない・・・。

でも「対象:高校生、大学生、一般」って書いてあるし、行ってみます!

宇宙旅行研究のパイオニア、パトリック・コリンズ教授と先ごろ正式発表された日本人初の宇宙旅行者、Dice-K(榎本大輔)氏の対談記事が、コリンズ教授がプロデューサーを務めるSpace Future Japanに掲載された。対談は2005年4月に行われたものだが、今回の正式発表にあわせての公開となった。

コリンズ教授の最近の日本での活動としてはほかにも2005年10月に福岡で開催された国際宇宙会議でのパネルディスカッションなどがある。筆者もお会いしたことがあるが、日本語が堪能なとても面白い方だ。

宇宙旅行者榎本大輔氏インタビュー

Dice-K氏はライブドアの元取締役としても知られ、いわゆるIT系事業で財をなしたひとりだが、世界ではIT系事業で成功した人たちが宇宙観光ビジネスに興味を持ち、取り組んでいる理由を「●DNAに組み込まれた探究心が人を宇宙へと駆り立てる。」の項で次のように述べている。

(榎本)直感じゃないですか?
鼻がきくんですよ。
彼らはもう400億とかあるから別に失敗してもいいだろうし。
楽しいことをしているだけですよ。
楽しいし、儲かるとおもっているんでしょうね。

IT革命前夜の期待感、ワクワク感が動機のベースになっているという点に共感した。

対談記事はボリュームがあり、読み応えがある。日本のビジネス環境やライブドアの堀江氏などについても忌憚のない意見が述べられており、面白い。

実は「宇宙観光企画(uk2)」は検索エンジン「Google」で結構成績がいい。まだまだ宇宙関係の盛り上がりがさほどでないからかもしれないが、主要な宇宙系会社名で検索すると1ページ目に名前が挙がることが多いのだ。
が、しかし!いくらがんばっても順位が上がらないキーワードが・・・。

それは「宇宙旅行

さすがにこれくらい一般的なキーワードになるとどうにもならないらしく、3ページ、4ページあたりが関の山。
「んー、やはりここが限界か・・・」と思いながら画面を見ているとひとつの違和感が。一般的なキーワードを入れるとほぼ必ず出てくる「アレ」がないのだ。

それは「Google アドワーズ広告」。
検索結果の右などに出てくる、アレだ。アレがないということは今アレを出せば1ページ目に載れるかもしれない!

というわけで出してみました。


宇宙旅行に関する広告といえば、2005年9月6日にJTBとスペースアドベンチャーズ社が掲載した月周回旅行の新聞広告が思い出されるが、ひょっとすると検索連動型広告としては初なのでは???

と勝手に思い込んでみる。
結果は、んー、微妙・・・。

早ければ2007年から開始される見込みの準軌道宇宙旅行(サブオービタル)。
高度100kmの宇宙にいられる時間はわずかだが、地上からは決して見ることのできない風景がそこにはある。サブオービタル宇宙旅行の価値は滞在時間よりもその体験自体にあるといえるだろう。

サブオービタル宇宙旅行を実現するために、多くのチームが民間宇宙船の計画を進めている。それらは打ち上げ方式、乗員数、体感G、無重力体験時間など、様々な違い・特徴がある。サービスが実現されるまで、自分が乗る機体をじっくり選ぶのもいいかもしれない。(実際選べるかどうかは別としても。)

そこで、宇宙観光企画では現在計画されている主なサブオービタル機について一覧にまとめてみた。
散在する情報を集めたもので厳密なものではないが、サブオービタル機の現状を知る参考になればと思う。

主なサブオービタル機一覧表(ver.0.1) [PDFファイル/30KB]

★宇宙観光企画では、旅行ツアーやオービタル機の一覧表も作成中!お楽しみに!

2005年10月、グレッグ・オルセン氏が史上3人目の宇宙旅行者として宇宙に行ったが、かねてより4人目の宇宙旅行者として名前の挙がっていたDice-K(榎本大輔氏)の宇宙旅行予定が正式に発表された。

民間4人目の宇宙飛行士誕生! | 宇宙 | DICE-K.com

昨年の文化の日に契約して1年、同じ文化の日に正式発表の運びとなった。
この日に準備を間に合わせるため、スタッフの方も大変だったようだ。エントリーの出だしで「Dice-K.com」の名前が「DCIE-K.comL」になってしまっていた・・・。

とにもかくにも自分よりも先に、しかも長い期間宇宙にいけるのはうらやましい。もちろん、出した金額も文字通り桁違いなのだけど・・・。(筆者は総額10万2千ドル、Dice-K氏は2000万ドル。約200倍・・・。)

宇宙旅行の際は、様々な企業等との共同ミッションも行われる。
共同ミッションは引き続き2006年1月10日まで募集中。

参考資料 「共同ミッション概要」

そういえば、Dicce-K氏は宇宙であのコスプレをしたいといっていたなあ、と思いながら資料を見ていると・・・、

Dice-K専用の赤いコスチュームの製作

こ、これか・・・。名前の使用についてはいろいろあるのだろう。
けど、「赤いコスチューム」って・・・。

!!

実はムックとか!?

宇宙で撮影されたCMといえば、なにを思い出すだろうか。

このサイトを見てくれている人であれば、2002年の正月に放映された大塚製薬ポカリスエット『GOES TO SPACE!』のCMを思い出す人も多いだろう。しかし、それから現在に至るまで「宇宙CM」が放映されることはなかった。

あれから4年弱、宇宙で撮影されたCMが再びオンエアされる日がやってきた。

それが日清食品カップヌードルのTV-CM「NO BORDER」シリーズ7作目だ。日清食品の特設ページでは撮影までの準備の様子を動画で見ることができる。

CUPNOODLE NO BORDER SPACE PROJECT

撮影にあたっては株式会社スペースフィルムズが国際宇宙ステーションに持ち込んだHDビデオカメラをロシアの宇宙飛行士が操作して撮影した。スペースフィルムズは新しい宇宙ビジネスを支援するJAXAの宇宙オープンラボを利用して立ち上げられた企業。宇宙観光企画の記事でも以前とりあげた。出演者はこれまた宇宙観光企画でとりあげたことがある宇宙通算滞在最長記録保持者セルゲイ・クリカレフ氏だ。

数年ぶりの宇宙CM。できるならポカリスエットのCMと見比べてみたい。
ISSのインテリア(?)は当時と変わっているだろうか。

CMは2005年11月2日からオンエアされる。もちろん特設サイトでも視聴可能。

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