2005年6月アーカイブ
2004年10月、世界初の民間宇宙船「スペースシップワン」が2週間で2回のフライトを成功させ、X PRIZEの賞金を獲得したことは、それなりに宇宙に興味のある人ならば知っていると思う。
が、実際にその様子を動画で見たことがある人というのは以外にいないのかも知れない。
というのは、よーく自分のことを振り返ってみると、スペースシップワンの動画を見たのはネットでライブ中継を見たのと、深夜にやっていたCBSドキュメントでたまたま見たくらい。
そう、案外少ないのだ。
というわけで、まだ空を飛ぶスペースシップワンを見たことがないという方に向けて。
CBS News Videoでスペースシップワンのビデオを検索!
画質は少し悪くなるけど、もっとじっくりみたいという方はDiscovery Channelのビデオをどうぞ。
スペースシップワンの特徴である姿勢制御のためのウィングの動きもしっかり見える。
Google Videoでも検索にヒットするけど、まだ動画では見えないらしい。
そしてなんといってもスペースシップワンの開発元、スケールド・コンポジット社のビデオアーカイブ。
1回目の飛行で期待がくるくる回転してしまったトラブル時の様子も見える。
Scaled Composites, LLC video section
英ヴァージングループのヴァージン・ギャラクティック社が宇宙船として採用するのはスペースシップワンの改良型。定員は5名となるそうだ。
とはいえ、費用20万ドルではまだまだ個人では難しい。まずは落ち着いてスペースシップワンのビデオを見ながら思いをはせてみては?
「米で初の“宇宙ヨット”打ち上げ、軌道に乗れず失敗」の舞台裏。
コスモス1の消息についてはっきりした情報がすぐに得られなかった事実は、低予算ミッションの状況を浮き彫りにした。
民間宇宙開発の問題のひとつは、やはり「お金」
今回の失敗はそれを特に如実にあらわしている気がしないでもない。
そして、後半記事ではその実態がさらに明らかに・・・。
その最たるものがこの一文↓
ソーラー・セール失敗――低予算の制約が浮き彫りに(下)
惑星協会の会員は誰も打ち上げの様子を生で見ていない。
えぇー・・・!!!
ロシアの原子力潜水艦から打ち上げる関係で、軍事上の機密から潜水艦に乗艦することができず、さらに「ミッション運営センターはモスクワにあり、現地に行くにはあまりに遠すぎた」ために現場近くの船のデッキから打ち上げを見ることさえ断念したとのこと。
宇宙船を打ち上げる以前に地球上での移動が障害になってしまうという・・・。
ジレンマとはこういうことをいうのだろうか。
宇宙船、というかイメージ的にはUFOみたいな乗り物が着陸する様子を思い浮かべてほしい。
それはパラシュートで降りてくる?それとも飛行機みたいに降りてくる?
どちらでもないだろう。やはり、宇宙船は逆噴射しながらゆっくりと地上に降り立つのがイメージに合っている。
そして、それは技術的にも理にかなったもののようだ。
宇宙旅行を手がける少なくとも3つの新興企業が、スペースシャトルやソユーズが採用している翼やパラシュートによる着陸方式ではなく、逆推進ロケットによる着陸システムを採用した宇宙船を開発している。ロケットエンジンで宇宙船のスピードを十分に減速し、空飛ぶ円盤のように本体下の脚部で穏やかに着陸する。
着陸のための燃料を積むとその分重くなるため、これまであまり使われてこなかったそうだ。
しかし、スペースシップワンのように宇宙圏にちょっといって戻ってくるような、準軌道飛行ならスピードもさほど速くないので軟着陸方式でも十分とのこと。重さも10%増しくらいですむらしい。
そして着陸まで飛行機とはまた違う体験ができるのも魅力。
ところで、Armadillo Aerospaceのサイトでは航空機開発の100年をアルマジロくんとともに振り返るビデオや、その他、同社の実験風景のビデオが見られる。
楽しげな気分になれる。
日本でもこういう宇宙系会社でてこないかな。
この作品は、地球にとって月はクリーンで安価なエネルギー資源を無限に供給してくれる存在だと主張する。これで、われわれの疲弊した地球は安定し、豊かさと繁栄が太陽系全体に広がるのだという。
実際、NASAが2020年までに再び人類を月面に送り込む可能性を明言している現在の状況からするとあながち突拍子もないことではない。それがドキュメンタリー映画「ガイア・セレーネ」だ。
が、内容は見ていないのでともかく、見た目について正直に言わせてもらうと、
「・・・なんか、しょぼい・・・?」
という気がしてしまうのはなぜだろう・・・。
やっぱりいかにもCGな感じや、サイトデザインのせいだろうか。
しかし、予告編(要Quicktime)をみて少し安心した。実際の構成はインタビューにはさまれるような形で想像図として使われるイメージらしく、しょぼさはかなり軽減している、というかあまり感じなくなった。
内容はというと、その筋の人から見るとかなり突っ込みどころ満載らしいが、これを見て希望をもち、自らを奮い立たせるにはいいかも。
製作者のプローザー氏もこういっている。
「私は科学者ではない。科学畑の人が見れば、映画の様々な部分であらが目に付くはずだ。それを指摘する人もきっと出てくると思う。私の務めは、科学を実証することではなく、こうしたアイディアがあるという事実を一般の人々に示すことだ」
んー、ちゃんとみてみたい。でも自分の英語力のなさにげんなり。
日本語訳、どなたかしませんかー。
あと、一応Blogがあるんだけど、エントリーが1個しかない?
「初のソーラー・セール宇宙船、ついに打ち上げへ」の続報。
米で初の“宇宙ヨット”打ち上げ、軌道に乗れず失敗 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
コスモス1が機能していることを示す信号が確認されておらず、地球周回軌道への投入に失敗した模様だ。
おおぅ・・・。
宇宙帆船については「日本では宇宙航空研究開発機構が昨年8月、観測ロケットを使って、ソーラーセールの帆に見立てた薄膜を展開する実験に成功している」らしいのでそちらに期待。
ところで、弾道ミサイルで打ち上げる衛星って大体どれくらいあるのだろう。いくらぐらいかかるんだろう。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と仏国立宇宙研究センター(CNES)は、2005年6月15-17日、フランス・パリにて第5回日仏宇宙協力シンポジウムを開催しました。
共同宣言見ても有人宇宙飛行には振れられていなかった気が・・・。
ヨーロッパ製スペースシャトルってどうなったんだろう。
夏休みの自由研究で人工衛星を作る時代になりましたよ。(ちょっと嘘)
超ミニ衛星作り打ち上げへ~
愛知の宇宙少年団一宮分団、5年後めどに~
愛知県一宮市の財団法人日本宇宙少年団(YAC)一宮分団は、超小型人工衛星を自ら製作し、5年後をめどに打ち上げる計画を決めた。7月にプロジェクト推進準備委員会を発足させ、地域ぐるみで取り組む。超小型人工衛星は2年前に東大と東工大が打ち上げに成功しているが、中部地方では初の試み。全国の宇宙少年団でも例はないという。
つーか、「宇宙少年団」てそんなにあるんだ・・・。
入りたかった。もう無理かな。
CNET Japan Innovation Conference 2005 Summer Vol.1に行ってきました。
で、会場から「おおっ!」という声が上がったのが、「Google Earth」
すごいです。
なぜか悔しさを覚えるほどでした。
といっても、映像の表現方法としてはとっても素直。でも素直なだけにそれがコンシューマ向けサービスで実現可能だとこれまで認識できなかったことが悔しい。
これが日々のサービスとして使えたら楽しそう。
(でもやっぱりしばらく遊ぶと飽きるのかな・・・。)
参考:
【CNET Japan Innovation Conference 2005 Summer Vol.1】パソコン上で地球を飛び回れる! Googleの新機能『Google Earth』に歓声
2005/06/17の記事「飛行機から宇宙船を発射、新方式の分離テストに成功 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)」の詳細記事がHOTWIREDに掲載された。
前半部分では機首を持ち上げる具体的手法がわかる。
切り離された新型宇宙船の模型が首尾よく頭を起し、空中で垂直姿勢(写真)をとった。この重要な技術革新により、将来の宇宙船打ち上げが容易になりそうだ。(中略)CXV本体と取り付けられたロケット・ブースター――実機の約4分の1の大きさに縮小した模型――は、機首をブースター部分よりも2分の1秒遅らせて運搬機から分離するという簡単な機械操作により、機首を持ち上げる(写真)。この動作の実演が14日に成功したのだ。
んー、いわれてみれば本当に簡単な仕組み。
宇宙に行くことってホントはそんなに難しくないのかもと思わせてくれる。
後半記事にも期待。
宇宙「船」という呼び方がぴったりなのは、やはりこのタイプの宇宙船ではないだろうか。
初のソーラー・セール宇宙船、ついに打ち上げへ
天文学者たちは長い間、宇宙船が太陽光の生み出す圧力を利用することで、帆船が風の生み出す圧力を利用するのと同じように、自力で前進でき、宇宙を安価に航行できるとの仮説を立ててきた。コスモス1の唯一の使命は、この仮説を実証することだ。
ただし、この太陽光の力は紙を手のひらに載せたくらいの力しかない。
とはいえ、空気抵抗のない宇宙ではわずかな力でも長い間与え続けることでどんどん積み重ねていくことができる。実際、今回の実験では1日あたり時速160km加速する計算とのこと。3年間加速し続ければなんと16万kmと、高速の半分以上の速度に達する。
しかし、今回の実験ではそこまで行くことはない。
なぜなら数週間で帆がぼろぼろになってしまうからだそうだ。
今回の実験が成功すればいかに耐久性を増していくかという課題に注力していくことになりそう。
ロケットの夏が来た。casTYが宇宙スペシャル映像をノンストップライブ配信:RBB NAVi (ブロードバンドコンテンツ 検索サービス) 2005/06/17
TEPCOひかりコンテンツサイト「casTY」は、特設ページ「翔べ!きぼうの未来圏へ」を開設、この夏に行われる、宇宙・天文関連のイベントを一気にライブ配信する。2005年2月のH-IIAロケット7号機の打上げライブ配信に引き続き、天文ファンには“熱い”夏となりそうだ。
単なる配信だけではなく、BBSや専門家のブログ、宇宙飛行士への質問コーナーなど、コミュニケーションも楽しめるとのこと。
ただ、宇宙旅行という切り口ではない感じ。
宇宙旅行がビジネスになりつつある、とは言われつつも、もっと生粋の旅行業と絡まないとそういう雰囲気作りは難しいのだろうか。
「宇宙弾道飛行を命ずる」-。東京都中野区のベンチャー企業「ミツエーリンクス」が社員に宇宙へ飛ぶよう辞令を出した。創業十五年を記念した、成績優秀な社員への“ごほうび”。実現すれば、宇宙飛行士以外の日本のサラリーマンとしては第一号だ。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」に熱中したという社員は「少しでも長い間、地球を眺めていたい」と、期待に胸を膨らませている。
約1千万円の旅行費用が会社持ち。
いいなぁ。
でも、これまで海外旅行だったのが、創業15周年で宇宙旅行とは。
来年からはまた海外旅行に戻るんだろうか・・・。
つか、戻れるんだろうか・・・。
昨年のスペースシップ・ワンの打ち上げを観ていた人は知っているかもしれないけども、上空で宇宙船を切り離した直後に、ロケットエンジンに添加した宇宙船と飛行機がニアミスを起こしそうになってヒヤリとした場面があった。
今回の実験によって、こういったことをなくすことができそうとのこと。
飛行機から宇宙船を発射、新方式の分離テストに成功 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
飛行機発射型ロケットは分離後、宇宙へ向けて機首を上に向ける必要がある。新型ロケットは飛行機の後方に落下後、エンジンの重量とパラシュートによる制御だけで、上向きに方向転換することに成功した。飛行機発射型ロケットはこれまでもあったが、機体に取り付けられた翼を動かして姿勢を変えており、分離後のエンジン噴射で飛行機の前を横切るなど、安全面に課題を残していた。
スペースシップ・ワンのすごいところは姿勢制御のような難しい(と思われていた)仕組みをごくシンプルな仕組みで解決してしまっていること。
シンプルであるということは故障も少ないということで、非常に安定感がある。
ちなみに大気圏に再突入する際の姿勢制御も機体の羽を動かすことで、自然に適切な姿勢になるようになっている。バトミントンのシャトル(羽)がいつも同じ姿勢で落ちてくるのと同じ要領だ。
聞くと本当に簡単なのだけど、やはりこういった仕組みは難しく考えるほど逆に見えにくくなってしまうのかも。

はじまります。
なんか日本人のフットスタンプが目立った気が。
痛そう(・e・)
つか、ネタばれしてないな、これ。
